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晴れ ときどきファンタジー
2002年08月27日(火)

起きたら、理由なく関節が痛い。
これはやばい。こういう時、バンテリンの出番なのか!?
 「いいですよ、バンテリン!」
 「肩にはバンテリンです!」
 「肩も腰も、ラクになります」
次々にいろんな人に推薦されてしまうあのCMを思い出しつつ。

ゆうべはBACK-UPを見て笑い、さらに
「面白い漫画描けないかな、野球で」等と
全然それどころじゃないことを発作的に考えてしまったので、
寝たのがかなり遅かった。もう牛乳配達くらい来ていたかも知れない。
それでも今日もそこそこ遅くない時間に起き、
なんだか知らないが妹を連れて買い物。
近所の店が閉店!いままでご苦労様でした。

カードにたまったポイントを確認する時のおばちゃん達が面白い。
「あらあらあら」とか言い過ぎ。互いに顔見合わせ過ぎ。
「ねぇねぇ、これって○○よね?」と面識のない私に対して
タメ口で話しかけてくる。唐突にフレンドリーなのだ。
仕方ないので私も、「ハァ」とか言ってへらりと愛想笑いをする。
私の外見がプロレスラーみたいだったらこんなこともないんだろうか。
知らないおばちゃんにも気安く話しかけられないし、
かしましい妹もやっつけられるだろうか。
と、のび太と同じくらい志の低い幻想に溺れる。

『大阪のおばちゃん』というものはたいがい面白い、という噂を聞いたけれど
関東地方だってなかなか面白いおばちゃんがいると思う。
おばちゃんという区分じたいに面白みがあるのかもしれない。
ただ、関東は人種のサラダボール(≒アメリカ?)なので、
これ!というモデルケースが見えづらい。
だから一例を抽出して描画してみても、共感を得づらい。
多種多様なおばちゃんが見られるけれど、
集団で同じタイプが棲息しているわけじゃないのだ。

ああ、面白いことを表現する力が欲しい。
その他にもいろいろ、力が欲しい。
力が欲しい……力が……

――目が醒めるとそこは荒涼とした平原で、巨大な妖怪が私の前に現れた。
『力が欲しいのか』
おおそうだ、私は力が欲しい!
『強くなりたいのか』
関節が痛まないくらい、風邪を引かないくらい強くなりたい!(控えめ)
『承知した。お前にこれを授けよう』……

……とかいう感じで、何か桁外れにすごいものをもらえないだろうか。
でも何とひきかえにだろう?命?それはいやだ、何か別の物。
ブリキのおもちゃのフィギュアとかならあげてもいいが。
いちいち控えめなスケールの、果てなきファンタジー。

だめだ、疲れている!どこだ?頭か……。