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疲れ太郎
2002年07月17日(水)

朝六時になぜか起床。それから就寝。つまり二度寝。
結構寝坊したのち、午後から学校。

傘を差してノートパソコンを抱えて歩くのは苦しい。
雨はパソコン持ち運びにとって邪魔だったりする。
(パソコンを持ち運ばない人にとっても邪魔だったりする。)

〆切前の学校は独特な空気が漂う。
幾人か、常時テンパっている。
シフト制24時間体制で誰かいる……私は泊まり込むほどの根性はない。
いや、根性とも違う何か。タフさ、みたいなものだろうか?
それを持った人が泊まり込んでいる。多分。
自分もテンパりながら数時間経過。
後から数えると結局、5時間ほど学校にいた。
授業があるときは当たり前なんだが、最近では珍しい。
明日も明後日も学校。うーん、テンションが低めなまま多忙な感じ。
でもまだ今日は、疲れ方が爽やかめだ。
たまに疲れることをする、という今の状態だからこそだろう。
甘い気分じゃだめだ、もっと長期間体調を維持しなくては。

帰り道、満員電車で缶ビール片手にうつらうつらと
眠りながら立っている人がいた。
遅めの時間に帰るのが嫌な理由の一つに、
飲酒しつつ乗車している人が増えることが挙げられる。
もっとも、昔は朝の7時台の電車にあからさまな酔っぱらいが
乗っていたのを見たが……。何時まで飲んでいたのだろう。
その後、ヤンママ!という感じの若いお母さんが子供を連れて乗ってきた。
化粧の派手なお母さんに連れられた子供は、本当に可愛く見えるものだ。
そのお母さん、声がすごい。
ハスキーとも違う、なんだか裏返っているような不思議ボイス。
常に「プライバシー保護のため」に機械で変えたような声である。
山口もえの声を初めて聞いた時以来の衝撃が走った。

満員の電車はドラマが詰まっている。
電車に一回乗るだけで、短編小説が二つくらい書けそうなほど。
ドラマを乗せて走るのさ。ご注意下さい。
閉まるドアにご注意下さい。
……でも、本当に注意するべきは、閉まらないドアだ。
昔はうちの近所、ドアのない電車が走っていた。
みんな落ちないように気を付けたものだ、と当時を語る人あり。
閉まるドアにご注意下さい。
でも、閉まるドアがあるだけありがたいと思いなさい。