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日射しで何かが溶けている
2002年07月07日(日)

へいらっしゃい、だまらっしゃい。
……そんな言葉を勢いよく発するのに相応しい状況とは
いかなるものか?と考える。
そう、暑いと人はおかしくなる。
冬もおかしいんだが、ちょっと方向性が異なる。
人間の心と気温・湿度の関係は素敵。

地元にあるデパートに行く。
迷子になる。マジで泣きだす5病前に、妹に発見される。
「だって洋服屋がみんなおなじに見えるんだもん」と供述。
思うに、私の脳はどっかが5歳くらいだ。

日焼けが怖い今日この頃。
食中毒も怖い今日この頃。
でも一番怖いのは、自分自身。

自分。……そういう哲学的っぽい一文を付け加えることで、
ちょっとカッコよく、悟ったように見せかけることができる。
実は往々にして本人も意味が解っていなかったりする。
目先だけで考えれば、見せかけた者勝ちなのさ。
悟りを拓いた、なんて言う奴に限って意外と怪しいもんでもある。
って松本零士氏も銀河鉄道999内でおっしゃっていた。

妹が「少林サッカー、吹き替えも観たいんだけど」と言っていた。
それに関しては大賛成。
コメディの映画は、吹き替えも重要。
感動させるのに多くの言葉はいらないが、
笑いは相手の文化をバックグラウンドに伝えるのが効果的なので、
日本人にとっては恐らく、日本風の面白意訳を
日本語で喋ってくれた方がわかりやすいのではと思う。
つまり吹き替えの脚本が面白ければ、笑いが二倍三倍になる。
それはたいていの香港映画に当てはまっている気がする。
ジャッキー・チェンなんて石丸博也氏の声のイメージが強すぎて、
ご本人の声がよく思い出せない始末。

なんだか、面白いものを制作したい!という漠然とした衝動がある。
面白いことを喋ることも好きなんだが、喋るということは
それを形にしないで空気に溶かしてしまうようで、
ちょっと勿体ない気がするんだなぁ。
喋るよりは創作するほうが好きである、本来は。