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笑いを考察する一日
2002年06月26日(水)

水曜日はレディースデーなのでいざ、と思い
妹と少林サッカーを観に行った。
「夏場に映画」という頭痛が来そうな組み合わせだったにもかかわらず
意外や意外、今日の気温の低さも手伝ったのか頭痛が無い。
その時点で「よっしゃぁー」。
さらに映画が始まって「よっしゃぁー」。
「次に起こることが予測できてしまう」話って、
普通ならつまらないんだけど、それが逆に心地よかった。
「で、ここで壁が崩れて、こうなるんだ」と
二つ先くらいまで起こることが読めるが、
二つ目まで予想通りで、三つ目に裏切りがあったりする。
「天丼」、「早い着替え」、「早い回復」、「楽しい悪役」と、
コメディの基本パターンはほとんど網羅してたんじゃないだろうか。
ベタはもちろんのこと、たまにシュールさも感じられる。
これがもし漫画だったら面白さが半減するんだろうな。
実写で、それも映画という高級な媒体でやってるところが凄い。

香港の笑いは、相手が誰だろうと有無を言わせない感じがする。
自分の面白さに自信があるのが全面に出ていてうらやましくなる。
顔も行動も態度も声も、全部面白いでしょ、どう?って感じ。
笑いのセンスと風土はやっぱり関係がありそうだ。
ミスター・ビーンはイギリス、って感じがするもんなぁ。
私自身は、関東平野って感じがするし。

さらにイラストと実写の違いなんてことまで考えてしまう。
漫画は本来、一人で映画を作れるようなもののはずだが、それは理論上。
映画にできることと漫画にできること、だいぶ違うよなぁ……
……なんてことまで、観ている間に考えてしまっていた。
ちゃんと観てたのか?でも、考えさせられる映画だ(注:私にとって)。

そんなこんなで妹と「後ろの人バカウケ(死語)してたね」等と
雑談しながら帰る。
プリクラ撮って行こうよ、といわれ撮影。
最近のプリクラは写真の上にラクガキを描けるそうで、
それをびゃーっと描かされる(描くのには時間制限あり)。
時間がないので、リピュアだ!と叫びながら、
写真の下から草を生やしてみる。
♪だけど僕らはくじけない〜
 泣くのはいやだよ笑っちゃお 進め〜〜〜♪
あのCM、外で車を洗う柴咲コウ嬢が
「(彼氏と)別れた。」とつぶやいてホースを頭に向けて
水を浴びようとし、
それをもう一人の女の子が「やめなよ!」と言いながら
ホースを取り上げて止めさせようとするのだが、
ホースの取り合いになるうちに二人とも水を浴びて
びしょぬれになってしまう、というシーン(長い説明)。
そこで一言、私からの提言。
「やめなよ!」と言った子の行動は、間違っている。
ホースを取り上げるんじゃなくて、
栓をひねって水を止めたらどうだろう?
その方が節水にもなるし。
妹は「確かに!」と納得してくれた。水は大事にしよう。

さて、それだけ色々と考えたのち、はたと気付く。
「そうだ、卒研!」
……さてと、あはは。ふぅ。
              〜つづく〜