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寒めの一日
2002年06月18日(火)

雨。朝から雨。
そして、図書館に行く予定を取りやめた。
昼下がり、サッカーの試合があったらしく家族が一部騒いでいた。
犬が淋しそうなので、雨の中散歩に連れてゆく。
ほとんど人が居ない道。
これって、みんなサッカー見てるんだろうか。
道路で前転しても大丈夫かな。
植え込みにダイブしてもバレないかな。
電柱に上っても怒られないかな。
………と悪事の限りを思いつくが、実行には移さない。

妹が買ってきた忌野清四郎氏の「ガンバレ日本」という曲をかける。
カップリングは「フーリガンがやって来るヤーヤーヤー」。
すごく楽しい曲だ。
 ♪君の村にもやって来る あの娘の県にもやって来る
  みんなの近くにやって来る フーリガンが
フーリガンって、基本的に怖いものだと言われているけれど
彼の声で歌われるとなぜか楽しげに思えてくるから不思議である。
こういうファニーな歌を真面目に録音して発売している大人がいる、
そう思うと、日本もまだまだ面白い国なんだなという気がする。
フツフツと彼のモノマネがしたくなって、少しだけ練習。
やっぱり、喉が痛くなる。

さっきまで小指の関節が痛かったけれど、今は親指の関節が痛い。
「けれど」って、この場合何の逆接なんだ。

バイトをしてみようかと思い、
プロフィールをメール送信したところ、
「熟考の末、採用をお断りすることになりました」
というメールが、二分後に返信されてきた。
熟考してないだろっ、というツッコミをする気力もない。

日本が(サッカーで)負けてしまった、という話を聞いた。
家族のうち、半分は盛り上がって、半分は別に、ふうん、という顔。
私も「ふうん」派の一人。
サッカーを応援できる人って若々しいな、いいなと思う。
サッカーの試合は様子を目で追っていると疲れて頭痛が来るので、
試合そのものはほとんど観ずに人づてに結果を知るのだが、
はぁーと言いながらうなずくばかり。
妙に冷めた、抹茶色のテンションのまま暮らしていたところ
「どうせお前は自分の応援くらいしかしねぇんだろ」と妹が罵ってきた。
完全に男言葉の妹にそう言われ、
「いかにもそうじゃ」と誰が使うのかわからない口調で返す。
自分の応援。そうともさ、がんばれ自分。
昔々「りぼん」で連載されていた少女漫画
『姫ちゃんのリボン』(古い)の主人公・姫ちゃん並みに、セルフ応援。
……しかし、もし私が一人暮らしなんかしていたらどうなるんだろう。
オリンピックもワールドカップも、気付かずに暮らすことだろう。

母親が「負けちゃった……」とつぶやいたので、
そのあとすかさず「おのれに。」と付け加えてやる。
そう、おのれに負けないぜ。(で、結局何が言いたいのやら)

喉が痛いのでちょっと嫌な予感がする。
(おそらく、忌野氏のモノマネをしたせいだろう)
もっと、もっと元気にならなくては。