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ビタミン補給
2002年06月05日(水)

今日は学校で仕事。
2月から始めたこの仕事もとうとう終盤(だと信じているが……)。
集合時間よりも早めに行って、炎天下をカメラ片手にうろうろする。
無人の建物の最上階等、怪しいところに一人で出入りする。
ああいう場所は、わくわくとおそるおそるのブレンド。
殺人現場目撃したりするのかな、という気持ちと、
私が殺されたりしないよな、という恐れ。
色んな意味で汗だくになる。
日焼け止めをきっちり塗るのは忘れても、
スポーツドリンクで水分&ビタミンを補給することだけは忘れない。

その後現れた編集長に、「ノートPCは持ち歩かなきゃ
宝の持ち腐れだよ」と言われる。確かに。
携帯電話を家に置きっぱなしのようなもんなのだ。

帰りの満員電車の中で、ずっと「○○学園……」と、
某有名校の名をつぶやいている人がいた。
何があったのかわからないが、ツッコみづらい行動だ。

体力を付けたい一心で、エレベーターやエスカレーターに
頼らないようにしている。夕べは少しだけ風邪を引く兆しがあり、
急いでうがい薬でうがいをし、ビタミン剤を飲んで寝た。
我ながら保健室だよりのモデルケースのような人間だ。

TVで、今年の新作水着はどうだとかいう話題が出た。
はやさん「水着ねえ……水着なんて、なんのために着るんだか」
母「泳ぐためでしょ?」
はやさん「あ、そうか。」
自分の行動の中に泳ぐという選択肢がなくなって久しいうえに、
最近は泳ぐ以外の理由で着てる人(グラビアアイドル)ばかり
見かけているのだ。いや、見たくて見かけているんではなく、
電車の中吊りの雑誌広告に彼女たちはいる。
世間が冬でも水着を着ていたりして、寒そうだなあと思う。
あれはあれで大変なお仕事なのだろう。

今日あたり、夏目漱石をそろそろ読もう。
余計暗い気持ちになるかもよ、と母が言う。
確かに、高校の教科書で読んだ「こころ」は見ていてもどかしかった。
高校の現文の教科書は、なんだか後味の悪い話が多かったような気がする。
源氏物語なんてもしも光源氏みたいな男が身近にいたら
肘でつつきながらスリッパで叩いてやりたいと思ったりしたし、
舞姫はやりきれないものですねとお茶を飲みたくなった。
物語に「どうあるべき」という規律はないし、
読んだ作品に反感を覚えることも、物事を考えるきっかけになるから
良いことだも思うが。
梶井基次郎の檸檬などは変なところだが共感できた。
わかるなあ、本屋に檸檬を置く気持ち。
整然とした抜け目ない場所ほど、自分の手でそっと乱したくなる。
そういえば大学入試で、檸檬が出たっけ……美味しかったな。