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小さく元気
2002年06月06日(木)

今日はいくぶん体調が良い。
買い物に出掛けたり掃除したり食事の支度をしたり、
犬の散歩をして犬(自分ちの)に噛まれたり、
町内から出なかったわりに盛りだくさん気味な一日だった。
この程度の忙しさは冬場なら至って普通だが、
6月にもなってこの体調は珍しい。
元気っていいなあ、幸せだなあとつくづく思う。

そんな幸せの中にいながら、
そのことを全然活用してないんじゃないかと不安になる。
体調が悪かった時期は、もしも元気ならあれもできる、
これもできると思っていたが……。
体調はそういう意味での障害にはならなかった。
ただ単に意志の力がなく、行動力が欠如しているに過ぎないらしい。

しかし明日は元気でいられるだろうか?……それもわからない。

夏目漱石の「我が輩は猫である」をちょっとずつ読み始める。
これが一番お勧め、と母に言われたからだ。
そういえば、私はいしいひさいち著の「私は猫である」が大好きだ。
題名が「我が輩は……」のパロディであることは一目瞭然の、
小説家の広岡先生が主人公の4コマ漫画。
『となりの山田くん』もいいが、「猫である」の主人公は
気むずかしい感じがして、考え込み具合が滑稽なので笑える。
人間がひたすら考え込む様というのは確かに滑稽なもんだ。
自分自身をも笑いの対象にしたい。
というか、どうせ考え込むにしても面白く考え込みたい。
ある人は、電車のつり革で懸垂。
ある人は、民族楽器を打ちならしながら軽くサンバを刻みつつ。
ある人は、眉毛を上げたり下げたりして表情筋を鍛えながら。
……そういう方向で頑張るのも、また良し。