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怖い話は怖いから
2002年06月01日(土)

ふっと、朝早めに自然と目が醒めた。
朝方の生活に戻れるのだろうか?……わからないが、
なるべくそうしないとキツイ。
家と学校が離れているというのも良いのか悪いのか。

FLASHと格闘。
レッスンというやつをじっくり見るがいまいち。
何がいまいちかわからないが、いまいち。
FLASHを学べるサイトとかないかなーなどとwebをうろつく。

なるべくソフトを扱えないといけないことに気が付いた。
いや気が付いてはいたのだが、最近それに実感が伴った。
実感、というのは大切だ。
自分が経験していないこと、直面していない問題について
ひととおり理解することはできても、実感・共感ということは得難い。
実感することを重視するあまり、最近描いた話の主人公が
自分に近い感覚の持ち主になってきてしまったのには困ったが。

そういえば私は、創作で人の死を扱うことがほとんどない。
物騒な話がひとつもない。
それは単に平和好きということではなく、なんとなく嫌だからだ。
「創作したことがもしも本当にあったとしたら」と考えてしまう。

本当に気のせいか?と疑うようなことが多いせいかもしれない。
以前、ある話にビルが爆破されるシーンを出そうと考えた。
すると一週間ほど経って、ニューヨークのビルが爆発する映像が
世界に流れた。同時多発テロだった。
公表予定のないものとはいえ不謹慎に思えたので、その話自体を没にした。
高校時代描いていた話で、主人公に風邪を引かせた。
熱は38.4℃。
すると数日後、自分もそっくりな症状の風邪を引いた。
熱は38.3℃。
あっ、…惜しい(?)
後も、ナイフで腹を刺される場面を描いた翌月に
原因不明の酷い腹痛で病院に行ったりした。
なんだか嫌なタイミングだった。

後の二つは心身相関というやつかもしれないが、
最初の事件は事態が事態だけに哀しい気持ちになった。
(※何も創作してなかったとしても哀しいことだ)
世界が大変なことになってるのに、わたしゃなんでフィクションに
精を出してるんじゃ、という気分になったりした。

だからよく人が死ぬ漫画などを読んでいると、
この人度胸あるなあ、などと思ってしまう。
(そりゃいちいち怯えているとは思えんが)
みんな何の気なしに人が死ぬシーンを見たり、
創作したりするのだろうが、
私には今のところ、闇を扱う用意はないなあ。
そのかわりというか、違う方向で奇想天外でありたい。
いぶし銀の美容院とか。