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祈るしかできないこと
2002年03月25日(月)

今日はとある任務により取材。
郷土の歴史についてのお話を伺ったのだが、
私は自分の左脳が「平家」「幕府」といった単語を耳にするだけで
必然的にスリープ状態に陥るのだということを思い出した。
説明の後半は右脳だけで聞いていた。
だから、とらえかたが意味もなくに空間的、感情的だ。
一緒に聞いていた人々のメモを頼ろう、と心に決める。

私は歴史に弱い。
弱いと言っても、「このての話に弱いんだよ」と言いながら
『生き別れた母と再会』という種のバラエティ番組を見ては
毎回必ず涙する人のような意味での弱さではない。
どちらかというと、「ハブはマングースには弱い」といった意味でだ。
世界史は一度どん底まで悪い成績を取った。
死にものぐるいで頑張り、みごとその次の期末テストでは
クラス平均を0.5点上回る点数を取った(ただし理系クラスで)。
その時は『やればできる!ハッハッハ』と
丸大ハムのCMのようなテンションで思ったものだ。

だが、これだけ頑張ったことがあるもののうち
数年後にその成果の名残が全く残らないものはわりと珍しい。
ダイエットと苦手科目は似ている。
トラウマという名のリバウンド、それが高等教育の弊害だ。
義務教育以降の過程において苦手なことを無理にやる必要は
ないのではないか、などと思う。
学問は人々を苦しめるためにあるんじゃないよ、そうだろう?
と、加山雄三ばりのオーラで国民に広く語りかけたい。

……数学の単位、今年は取れてるといいなあ。と強く願った。