今日はとある任務により取材。 郷土の歴史についてのお話を伺ったのだが、 私は自分の左脳が「平家」「幕府」といった単語を耳にするだけで 必然的にスリープ状態に陥るのだということを思い出した。 説明の後半は右脳だけで聞いていた。 だから、とらえかたが意味もなくに空間的、感情的だ。 一緒に聞いていた人々のメモを頼ろう、と心に決める。 私は歴史に弱い。 弱いと言っても、「このての話に弱いんだよ」と言いながら 『生き別れた母と再会』という種のバラエティ番組を見ては 毎回必ず涙する人のような意味での弱さではない。 どちらかというと、「ハブはマングースには弱い」といった意味でだ。 世界史は一度どん底まで悪い成績を取った。 死にものぐるいで頑張り、みごとその次の期末テストでは クラス平均を0.5点上回る点数を取った(ただし理系クラスで)。 その時は『やればできる!ハッハッハ』と 丸大ハムのCMのようなテンションで思ったものだ。 だが、これだけ頑張ったことがあるもののうち 数年後にその成果の名残が全く残らないものはわりと珍しい。 ダイエットと苦手科目は似ている。 トラウマという名のリバウンド、それが高等教育の弊害だ。 義務教育以降の過程において苦手なことを無理にやる必要は ないのではないか、などと思う。 学問は人々を苦しめるためにあるんじゃないよ、そうだろう? と、加山雄三ばりのオーラで国民に広く語りかけたい。 ……数学の単位、今年は取れてるといいなあ。と強く願った。 |