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髪型チェンジ
2002年02月17日(日)

今日は美容院へ。
誕生日の月に行くとトリートメントが無料、
ということで行ってみた。
女性を対象にした洗顔フォームのパッケージ(というか
『製品の紹介』)について考えていたため、
女性向けの雑誌を繰りながらも、心は内容よりも
レイアウトや配色やコピーのことに集中していく。
こういうのを職業病というのだろう。
周りで美しさを目指して働く美容師さんたちは、
まさか私が『女のハートをわしづかみしてやる!』などと
もくろんでいるとはつゆほども知るまいて。
ぱっと見は野暮ったい学生にしか見えないし、
美容院ではハイテンショントークも炸裂しないから
本当にさりげなく見えることだろう(学校などでは本性を現して
いるので、とっくに「あいつ、学年で5番目くらいにヘンだぜ」と
いう認識で見られていることだろうが)。

人がなにを考えているかなんて、皆目見当も付かないものだ。
自分を例に挙げると本当にそう思う。
電車で隣りに座っている人だって、もしかしたらライバル会社の
重役かもしれない(なんのライバルだ?)し、
知名度の低い名探偵かもしれないし、じつはオカマかもしれないし、
あるある会員かもしれない。

当たり前なことだが、
たった惑星一個だけで60億人くらい人が住んでいて、
いろんな顔で、いろんなことを考え、いろんなことをして生きている。
一人の人間の持つ要素だけでも数え切れない。

スキャナーで絵をパソコンのデータに変換するように、
地球をでっかい機械に取り込んでデータ化することはできそうもない。
つまり生モノは生だからこそ、信じられる。

パソコンをいじるのは嫌いじゃないし面白くもあるけど
やっぱりアナログに惹かれるのは、そのへんのヘリクツゆえなのかもしれない。