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「まもなく、6番線に何かが参ります」
2002年02月14日(木)

今日もばたばたと過ごす。
そして、先輩方のプレゼンをしかと見届ける。
プレゼンは難しい。
一人で大勢を納得させなくてはならない。
一対一でやろうぜ、タイマン勝負しようぜ。

ひとむかし前、七者面談というものを経験した。
両親+担任+校長+副校長+教頭+自分の7人で面談し、
おおまかな進路の予定を説明するというものだ。
6人の大人が一斉に私を注目するだけで気が引けたものだった。
にも関わらず「家庭での学習時間は一日30分くらいです」
「将来は漫画家になりたい」等、
正直な返答をしてしまった私は校長らに苦笑いされた。
親はヒヤヒヤもんだったようだ。
後で聞いたところ他の友達は、
勉強時間を一時間くらい水増しして答えていたらしい。
私は30分しか水増しする勇気がなかった(家庭で学習なんかしていなかった)。
世の中本音と建て前を使い分けないとバカを見る、ということを
身をもって学んだ。非常に青かった。

帰りにふと思い立ち、父親と祖父にチョコレートを購入。
学校では誰もそんな素振りを見せていなかった(か、あるいは
私が見過ごしていた)けれど、今日はバレンタイン。
そういえばそうだったんだなぁ、と思いながら電車を待っていたら
満員の電車がホームにやってきた。
その時にふと、想像した。
もしも、この満員電車から降りてくる人が全員
野良仕事帰りの格好してたら面白いだろうな、と。
どこの畑まで行っていたのだろう。と心で笑う。
そして一秒後、「あ、私バカだ」と気付く。
もう戻れないなこりゃ。