昨日ほどではないが、今日も動き回った。 先輩方の卒業制作のプレゼンを見守る。 かたずを飲んで、飲んで、飲まれて飲んで。 酒と泪と男と女と、千と千尋と紙一重であった。 そんなテンションでプレゼンが終わる。 ああ、みなさんお疲れ様。 手伝おう!と思っていたにも関わらず、 急にやらねばならないことが増えに増えたゆえに ほとんど協力できなかった後悔がじんわりと残る。 まぁ、自分のことで手一杯だったから仕方がないな。 今日は久々にK嬢と会う。授業が無くなってから、 ゼミ関係者以外の友達に会うこともなくなっていた。 ファミレスのドリンクバーでコーヒーを飲みまくる。 久々に食費を多めに使いながら、結構長時間喋った。 話の中身がほとんど就職関係なことに気付き、 「ああ、我々もこういう時期か」という実感を初めて持つ。 この学校に入ってから、もうかなり経つんだなぁ。 非常にあっと言う間だった。 時間が過ぎるのがどんどん早くなる。最近、怖いほど加速している。 幼稚園のころは非常にのんびり過ごしていた。 中学時代は手持ち無沙汰に過ごした。 特に、朝礼が始まるまえの3分間くらいが妙に長く感じられたものだ。 おそらく人間は歳をとるにつれ、時間の潰し方を体得していくのだろう。 そして自分の予想以上に、時間を短く感じる体質になっていくのだ。 子供の一秒と大人の一秒は、感覚上は5倍くらい差がある気がする。 一秒をじっくり使える人は一日をじっくり使えるわけで、 その時間を上手く活かせば人より早く成長できる。 だから世間で天才と呼ばれる人は、 実は感覚がどこか子供的な大人のことなのでは、と思う。 聖書の有名な言葉に「幼な子のようでありなさい」という フレーズがあったことを思い出す。 子供のような清らかな心であれ、という意味だが、 これには実は、真摯に受け止めるべき続きがあった。 「幼な子のようでありなさい。 ただし、考え方では大人になりなさい。」 部分的に子供で、部分的に大人。 でもツボを間違えたらとんでもないことになりそうだ。 人生の指針を立てるのは難しいし、それに従って生きるのはさらに難しい。 と、いつもより余計に哲学的になってしまった。 |