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新しいプリンター
2002年02月09日(土)

我が部屋に新しいプリンターがやってきた。
理由は、誕生日。

「どうでしょう、幾らか出資ということには……」
「そうねー、必要だもんね」
と親と会話し、実現の運びとなった。
誕生日やクリスマスにどうしても欲しい、と思うようなものは特にない。
それどころか、衣食住が保証された静かな暮らしがあれば
私は何も望まない、強いて言うなら世界平和、などと
仙人じみた物欲の無さをアピールしていた私だが、
実際必要なものは結構あるものだ。
現実を生きぬくためには、霞を食らうだけでは不十分なのである。
新しいプリンターにカバーをかけながら、そんなことを思う。
命あるがゆえのはかなさよ、私もお前もいつか朽ちていくのかい、
とプリンターに対しても無用な哀れみを見せる。
そして「あー、松尾芭蕉だったら確実に一句詠んでるなこりゃ」と思う。
そして、松尾芭蕉だったらプリンターではなく手書きだと気付く。

そんなわけで、新顔がやってきた。
私自身は誕生日も英語の模試を受けにゆくという
大変地味な予定(その事を話したら先輩方に笑われる。
「ネタ?」と聞かれたが、真実である)であるが、
このプリンターに関しては景気のいい気分だ。
印刷が静かで早くてA3ノビ対応。三拍子揃っているが値段は高め(苦笑)
……お金ってのはこういう時に使うもんだ。
だからいいのだ。これでいいのだ。(byバカボンのパパ)
普段はあまり使わないわけだし。(そのかわり稼ぐこともしないが)

誕生日の検索サイトで調べたところ、
私と同じ誕生日の有名人のなかに「夏目漱石」氏がいた。
彼の文章は結構好きなので、非常に喜ばしい。

そして(ここを見ない人がほとんどだろうが)、
お祝いメッセージを下さった何人かのみなさんありがとう。
今年のテーマは「どことなくアウトロー」。
どこが、とはわからないのがミソだ。