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前例
2001年11月16日(金)

前例が無いなら、自分が最初になってやろう。

最近の自分には、
そういう気持ちが欠けている、と気付いた。
実際それができなくても、そのくらいの覚悟を
持つことは尊いのではないかと思っている。

普通じゃない、と差別化を図ってきた自分も、
気付いたら前の人の足跡ばかり追う人間になっていた。
まぁ私より歳をとった人や凄い人は当然たくさんいるわけで、
特にここ数年はそういう人に会える事が多い。
(そういう人に会える場所に
 集える権利を掴むための努力、
 それが受験勉強だというのが私の持論だ)
凄い人に会った分、驚く回数が増え、
自分自身が情けなくなる回数が増えに増え。
わけのわからない恐怖感がある。
人を見たら凄いと思え、になった。
(それまでは泥棒と思え、だったのに。)
人まねをしようとして、それすらもできなくて、
あ〜、世捨て人になりたいなどと思った
(世捨て人も多分そう甘くはなかろうに)。

一人きり、で何が怖いというのだろう?今更。
(あっ、お金をくれる人がいなくなるからか!
 あ〜……それは怖いなぁ。)
でも人と同じ事をするということは、
その人にしかなれない、ということに近いような
気がして、それが恐怖感の原因かもしれない。

度胸が無くなったという以上に、
疲れが嫌になったのだろう。
でも、精一杯なにかできる人間の方が、
そうできない人間よりも遙かに凄いわけだから、
いい意味で怖いもの知らずでいたいもんだ。と思う。
どこに行っても、決して消えてしまわないように。