前例が無いなら、自分が最初になってやろう。 最近の自分には、 そういう気持ちが欠けている、と気付いた。 実際それができなくても、そのくらいの覚悟を 持つことは尊いのではないかと思っている。 普通じゃない、と差別化を図ってきた自分も、 気付いたら前の人の足跡ばかり追う人間になっていた。 まぁ私より歳をとった人や凄い人は当然たくさんいるわけで、 特にここ数年はそういう人に会える事が多い。 (そういう人に会える場所に 集える権利を掴むための努力、 それが受験勉強だというのが私の持論だ) 凄い人に会った分、驚く回数が増え、 自分自身が情けなくなる回数が増えに増え。 わけのわからない恐怖感がある。 人を見たら凄いと思え、になった。 (それまでは泥棒と思え、だったのに。) 人まねをしようとして、それすらもできなくて、 あ〜、世捨て人になりたいなどと思った (世捨て人も多分そう甘くはなかろうに)。 一人きり、で何が怖いというのだろう?今更。 (あっ、お金をくれる人がいなくなるからか! あ〜……それは怖いなぁ。) でも人と同じ事をするということは、 その人にしかなれない、ということに近いような 気がして、それが恐怖感の原因かもしれない。 度胸が無くなったという以上に、 疲れが嫌になったのだろう。 でも、精一杯なにかできる人間の方が、 そうできない人間よりも遙かに凄いわけだから、 いい意味で怖いもの知らずでいたいもんだ。と思う。 どこに行っても、決して消えてしまわないように。 |