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人生の笑いどころ
2001年11月13日(火)

誰の生活にも、一つや二つ笑いどころがある。
そんなことない、俺の生活楽しくないよ、と思うのは
ただそれを気付かずに見落としているだけなのだ。
とある四コマ作家の言葉によれば、
「ネタは考えるのではなく、拾うもの」だという。
どんなありふれた生活でも笑いのポイントはきっとある。
ある落語家は、自分が胃ガンの治療で胃を摘出した時、
それをネタにして笑いを取っていた。
そうまでできたら凄いなあと思うが、
面白くなりたいーーと叫んでいるだけでは
そりゃ面白くなれないよなァと思った。
自分の人生の不幸や背負ったコンプレックスすら
一気に笑い飛ばすような、
そこまでひねくれた着眼点を持ちたいものだ。

しかし、ひねくれ度としては自分は充分かなと思うこともある。
MasterCardのCMを見ていた。
女の子がユニフォームを着て
サッカーの応援をする時にかかるお金のCM。
「初めてのブルーのユニフォーム ¥5300」
「初めてのフェイスペインティング ¥1800」
「サポーターフラッグ ¥2800」
「その熱い思い priceless」

というCMを見て思った感想は、
 第一位・「高っ!!」
 第二位・「わ〜…こんなにかかるんだ?」
 第三位・「これ、さらにチケット代もかかるんだよな?」

………ますますスポーツ観戦から遠ざかる自分が居た。
などと世知辛いことを考えていたら、
アメリカン航空機が墜落した。
世界は色々複雑だ。ニュースを見ながら
顔をしかめていたら、日付が変わってしまっていた。

今日も存分に混乱したところで、
とりあえず眠ろう。
考えるのは最近苦手だ。
頭そのものはそんなに悪くはないはずだが。
私の頭は悪いというより、弱いのだろう。