Deckard's Movie Diary
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2008年02月07日(木)  結婚しようよ KIDS

『結婚しようよ』
覚えているのは煙草の香りと
私を離したときのすきま風
通りすぎる あなたが風なら
私も今すぐ 風になりたい

フォーライフの第1回オーディションで合格した“5人目のフォーライフ”こと川村ゆうこのデビュー曲『風になりたい』が流れて来た時(劇中では中ノ森バンドが唄ってます!)には既にこの映画を認めていましたね(ダメじゃん)。これは隠れた名曲だと思いますよ!後に拓郎自身もカバーしていますが、オイラは鼻にかかった高音と苦しそうに搾り出す低音部分を物憂げな表情で歌う川村ゆうこが好きでしたねぇ・・・憂いのあるぎこちない佇まいも良かったですわ(6 ̄  ̄)ポリポリ 彼女は今でも歌っているらしいですけど、詳細は知りません。この第1回オーディションで落ちたのが当時高校生だった原田真二!後に3ヶ月連続シングルリリースという前代未聞のデビューを飾り、そのどれもが水準以上の楽曲で「どんだけ凄い奴なんだ!」と思ったりもしたのですが、後年、松田聖子と浮名を流すとは(苦笑)。

話しが逸れてしまいました・・・肝心の映画ですが・・・これがチョー健全で、チョー大甘で、チョー恥ずかしい!っつー仕上がりで、もう参っちゃいますよ(大笑)。ある意味メチャクチャ松竹節なんですけど、それにしても時代錯誤だろ(苦笑)。だけんどもしか〜し!そんなこたぁ、どーでもいいですわ!だって、オイラにとって拓郎の唄の説得力っつーたら、やっぱり半端じゃないんですよ。ちょっと思い出すだけでも「今日までそして明日から」「落陽」「結婚しようよ」「明日に向って走れ」「人生を語らず」「春だったね」「イメージの詩」「人間なんて」「祭りのあと」「おやじの唄」「花嫁になる君に」「こっちをむいてくれ」「加川良への手紙」「夏休み」・・・こうなりゃ、何でもOK!マリアンヌ隊員!です。でも、拓郎節に大して魅力を感じてない人々が観たら辛いと思いますよ。だって、そこらへんにある2時間ドラマ程度の出来ですからね(/・_・\)アチャ-・・しかし、松方弘樹は上手いなぁ!


『KIDS』
それなりに評判がいいので観てきました。『KIDS』。う〜ん・・・下手糞だ!演出があまりに稚拙なんで素人かよ!と思ってしまいました。監督の荻島達也ってどういう人なんですかね?全編に渡って音楽がうるさい!うるさい!そりゃ、音楽つけちゃえばどんなシーンだってそれなりに見えますけど、それって自信の無さの表れ以外何物でもないでしょ!間延びした演出にダラダラとしつこく流れる音楽。ついつい早く先に行けよ!とツッコミ入れたくなります。それでも脚本が良ければ観られるのですが、これもまたツッコミ所満載でしょーもありません。っつーかさ、アサトは赤の他人に自分の能力を見せ付けたいワケじゃないでしょ!それなのに、単に調味料を取るためだけに使うってどういうコトなんですかね?要は観客に見せたいだけ!そういうアザとさがダメダメなんですよ!はっきり言ってこういう脚本を平気で書くって頭が悪いですよ。例えばね、何かを落としてしまい簡単に手が届かなかったのでチョコット使うとかにしたらいいんですよ。どうせ、タケオは見ているワケなんですからね。シホのマスクだっておかしいだろ!一日デートしていて何とも思わないってありえないでしょ!アサトの持つ超能力はかなり魅力的なので、もっとキチンと細部を練れば相当面白くなったと思うのはオレだけじゃないでしょう。


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