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Deckard's Movie Diary index|past|will
原作は静かにベストセラーを続ける有名な小説らしいのですが、全く知りません。物語は高校三年生の男女5人の卒業までの半年間を描いています。しかし、これは一体どの星の話しなんでしょうか(笑)。現実的にはそう簡単にある話じゃないでしょう。っつーか、在り得るのかなぁ?というワケで、小学生の妊娠ドラマがTVでオンエアされる昨今ですが、この映画には妊娠はどころか、セックスもガラス越しのキス・シーンさえもありません。さらに!苛めも暴力も酒も煙草も邪推も邪心とも無縁です。もちろん、誰も死にません!だからと言って説教臭ささがあるわけでもなく、偽善的でもありません。おそらく多くの人(特に年配の人!)はこの映画を観て、あの頃を思い出すのではないでしょうか。それくらい真っ直ぐに高校三年生の揺れる心を描いているので、間違いなく清々しい気分に浸れます。嘘くさいという人も居るでしょうが、そういうコトじゃなくて、昔から読み継がれているような青春小説の定番を読んだ気分です。書かれた時代によって古臭く感じる描写もあったりしますが、誰もが思い当たる思春期の心模様は永遠に不滅です。ストーリーに複雑なモノは何もありませんし、全編に渡って無駄の無い仕事を丁寧にしているだけです。最近では定番になっているパンチの効いた暴力スパイスとか、隠し味のドラッグとか、そんな物を使わなくても丁寧な仕事をするだけで、十分味わい深いラーメンが出来るという好例です。な〜にが、味の玉手箱だよ!逆に意味分かんねー\(^-^\) (/^-^)/ソレハコッチニオイトイテ…
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