Deckard's Movie Diary
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| 2006年11月02日(木) |
トンマッコルへようこそ Oiビシクレッタ キャッチボール屋 幸福のスイッチ |
ぶっちゃけ、音楽はもちろん(久石譲ですから!)、演出、美術、ストーリー、その全てが宮崎駿アニメからの影響大です。っつーか、ほとんど宮崎アニメの実写版でしょ!コレ!で、どの作品?と聞かれると、もちろんそんなモノは無いんですけど、登場してくるどのキャラもシーンも観た事があります!驚いた時の表情とか、何かあったときのアングル、村の作りとか、朽ち果てた感じとか・・・それでも全体の完成度は高く、ストーリーも良く出来ているので観て損はありません。しかし!オイラには非常に巧みなパクリ映画という印象が頭から離れませんでした。全ては模倣から始まる!と思えば、目くじらを立てるのもオカシイのかもしれませんけどね。作品は2005年の韓国公興行収入1位だそうですが、宮崎映画を観たことが無い人には素晴らしいセンスの作品に感じるのは間違いありません。しかし、なんだかなぁ・・・・面白い映画だけになぁ・・・・・( ̄。 ̄ )ボソ…
観終わった後の第一声は「ロベルト・カルロスってのは元ブラジル代表SBのロベカルじゃないだ・・・」でしたd( ̄  ̄) ヾ(^o^;オイオイ。内容は自転車を使ったロード・ムービーですが、長男・アントニオの成長物語と言った方がピッタリでしょうね。実話が元になっているようですが、自転車で3200キロ!凄いなぁ・・・日本縦断歩き旅と同じ距離です!映画はシンプルでおおよそ見当のつくストーリーが展開されます。観て損は無い作品ですが、それ以上でも以下でもないという感じでしょうか。それにしても、この母親は美しい人なんだよなぁ・・・。因みに“ピシクレッタ”とはポルトガル語で“自転車”のコトで、さらに!この映画に出てくる“ロベルト・カルロス”とはブラジルの国民的歌手で、サッカーで有名なロベルト・カルロスも彼から名前をいただいたそうで、こちらが元祖なんですね。失礼しましたm(_ _)m とりあえず、観て損は無いです。
もう最悪です!相変わらずこういう映画作っていて、それを評価する評論家の方がいらっしゃるんですねぇ・・・。笑っちゃいます。甲子園での松井の4打席連続敬遠ネタをモチーフにしたエピソードとか、盲目女性とのエピソードとか安っぽいチンケなネタばかりでウンザリします。結局、登場人物で魅力的な人間は一人も居らず、退屈極まりない映画でした。“キャッチボールをしている相手は誰ですか?”というコピーに惹かれて観に行きましたが、今のダメダメ邦画の典型的な作品でした。
これは拾い物でした。頑固親父と3姉妹の絆。それぞれのキャラやストーリーに新鮮味はありませんが、とても良く出来た作品です。上野樹里は今までとは全く違うイメージですし、何より長女役の本上まなみが上手いので驚かされました。こういうちょっと天然の役が合っているのかもしれません。おばあちゃんのエピソードで普通はベタベタになるのですが、そこからが上手い!とても丁寧に吟味された脚本には感心させられます。大画面TVを直しているシーンで、あの展開は上手いです!というワケで好感が持てる佳作でした。監督はOL経験のある安田真奈。いい仕事してますよ!次回作も楽しみです。
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