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Deckard's Movie Diary index|past|will
カンヌ映画祭国際批評家連盟賞(どういう賞なの?)受賞作品『クライングフィスト』。ボクシングというのは、金持ちも貧乏人も、聖職者も犯罪者も、孤児も大家族も、一度リングに上がってしまえば、単に赤と青にだけ色分けされた世界がソコにあるだけです。ただ、彼らだって一人で生まれて一人で育って来たわけじゃない!親も居れば家族も居る。それぞれの人生を背負って生きているわけです。間違いなく、リングに至る道程は万の色を使っても描き切れないモノなのでしょう。この映画は、何の因果か、同じリングに上がった二人のボクサーのバックボーンを丁寧に描くコトによって、不条理な人生を浮き上がらせます。そう、勝者はたった一人です!そこにどれだけの思いがあり、願いがあったとしても勝者は一人!それでも、負ける可能性のある“勝負”というモノに挑むことのない人間の多い中、負けたとしても、それは賞賛に値するチャレンジなのは間違いありません!この作品のテーマは好きですし、狙いも悪くないです・・・ただ、あまりにも作り方が稚拙なのが惜しまれます。不良少年・サンファン・サイドの描き方は無駄に長く底が浅いし、逆にテシク・サイドは明・u桙轤ゥに説明不足の印象が残ります。無駄なパンチが多く、勝つには勝ったが、次戦に課題が残る試合のようです。それにしても、チェ・ミンシクの出演する映画は汚いなぁ・・・・・・・・( ̄。 ̄ )ボソ
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