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Deckard's Movie Diary index|past|will
最終日に観てきました。予告編から相当気になっていた『ジャーヘッド』です。う〜ん、ちょっと肩透かしでしたね(苦笑)。戦争の狂気を描いた今までの映画とは一線を画していると思っていたのですが、結局は同じでした。まぁ、同じだからと言って、悪いってワケじゃないんですが、今回は今までで一番不可解な戦争が舞台だっただけに、その狂気の描き方も違うのかなぁ・・・と、思っていたものですから。つまり、殺人マシーンとして鍛えられ、戦地に赴いたはいいが、殺す相手が居ない・・・となったら、そりゃ、どーなっちゃうの?おれ?って感じでしょ!そして、結局は最後まで敵を殺すコトが出来なかった・・・せいぜいラクダを撃った程度で、イきそうでイけなかった・・・半立ち人生なワケですよ。個人的には、敵とは言え、生身の人間を殺すことが出来なくて良かったのか?悪かったのか?という観点も加味して欲しかったんですよね。「おれ達に殺させてくれ!」と叫んだトロイは最後までジャーヘッドのまま、自分を殺すコトになってしまうんですが、この内容では今までの戦争の狂気と大して変わらないような気もします。結局は、殺しても殺さなくても、とてつもない狂気の塊である戦争の前では大同小異ってコトなのかもしれません。ただねぇ・・・殺すことが無かった幸せってのは無いんでしょうか?幸せってのはオカシイか・・・なんだろ、「殺す気満々だったけど、そういう状況にならなくて良かったよ・・」みたいなね。まぁ、こんなことを言ってるオイラが理解出来てないんだろうな。
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