Deckard's Movie Diary
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| 2005年04月11日(月) |
コーラス 隣人13号 カナリア |
フランスで大ヒットした『コーラス』。悪い映画ではありませんが、ハッキリ言って“良く出来たTVドラマ”程度の完成度です。予告編で想像出来たストーリーがそのまんま展開され、全く裏表がありません。映画としては食い足りない印象が残り、まるで底上げされた鰻丼のようでした。放ったらかしにされたままの部分もどうなんでしょう?そんなんでいいんですかねぇ・・・ちょっと疑問が残ります。さすがに、『野ばら』を彷彿とさせる美しい歌声は聴いているだけで背筋がピンとなりますが・・・それだけかなぁ・・・( ̄。 ̄ )ボソ…
予告編から、ちょいとそそられていた『隣人13号』。監督はMV出身の井上靖雄。初監督作品ですが、その映像センスはこの映画に関しては十分魅力的です。二重人格の描き方なんて達者だなぁ・・・と思わせてくれますし、間の取り方も上手いです。ただ、単純なストーリーなのに長過ぎるので全体的に散漫な印象が残ります。エンディングに向かって、そのパワーが凝縮しないというか・・・。それでも、この手のストーリーとしては着地の仕方は悪くないので好感触でした。ちょっと惜しいなぁ・・・(またかい!)。個人的には原作よりもまとまっていると思いますし、エンディングの解釈も好きです。 それにしても、最近の活躍が目覚しい小栗旬ですが、なかなか良い雰囲気が漂ってますねぇ・・・( ̄。 ̄ )ボソ…
『害虫』で、なんじゃこりゃ?とガッカリさせて、プログラム・ピクチャーの『黄泉がえり』で「やれば出来るじゃん!」と感心させてくれた塩田明彦最新作『カナリア』。またまた、難しい題材にチャレンジしたもんですねぇ・・・。う〜ん、どうなんでしょう。オイラはダメでした。言わんとしているコトは分かるんですが、130分を越える時間をかけているにはあまりにも平板です。子供にとっての親、大人にとってのカルト宗教・・・盲目的に信じていたモノに裏切られた時、又は信じられなくなった時、子供は、人は、どうなってしまうのか?どう行動するのか?自己完結の技を持っている大人は不器用ながらも社会に溶け込んでいくけれど、そんな技を持っていない子供達は何度も溺れそうになりながらも生きていく。それが大人には無い子供が持つしたたかなバイタリティってコトなんですけど、ラストの描き方も含めて陳腐というか、乏しい印象でした。意味不明なカップルを登場させている暇があるのなら、もっと我武者羅に対象に迫って欲しいんですけどねぇ・・・もちろん、それぞれが曖昧な描き方でも構わないんですが、だからといって上澄みだけをすくい取って、後は表情で!みたいな演出されてもなぁ・・・オイラはピンと来ません。そりゃ、喋らない表情の良さとかも分かりますが、逆に言えば喋らせるコトを怖がっているような気もします。別にベラベラ喋れ!って言ってるワケじゃなくて、一言二言でいいんですよ。だいたい、女性は良く「日本人の男性って“好き”とか“愛してる”とか言ってくれないんだからぁ!」とか文句を言うワリには、こういう映画には甘いんだからぁ!あれ?なんかヘンな方向に行っちゃったわ(>_<)アチャ!話を戻します!チラシに書いてある宣伝文句・・・なにが“息を呑むラスト”なのか?どこで“魂が揺さぶられる”のか?サッパリ分かりませんでした。それもこれもオイラがかなり歳を重ねてしまったからなのでしょう。
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