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2004年カンヌ映画祭脚本賞受賞。『ムッシュ・カステラの恋』のアニエス・ジャヌイの新作『みんな誰かの愛しい人』です。ジャヌイ本人は、前回は脇役のバーテンダーでしたが、今回は重要な役どころで出演しています。公私共にパートナーのジャン・ピエール・バクリも例によって脚本&出演で、気の合ったところを見せているのですが・・・う〜ん、イマイチ乗れませんでした。有名作家であるエチエンヌ、その娘ロリータ、二人の関係に巻き込まれる人々の話しなんですが、相変わらず人間描写は上手いですし、テンポもいいです。ところが、エチエンヌとロリータはあまりにリアル(実際に居る!という意味です。)過ぎて、全く思い入れは出来ません。とにかく自分勝手な奴らなんです。大作家先生はそれでも構いませんが、娘もただの甘ちゃん以外のナニモノでもありません。だいたい、太っているコトなんか、自分のせいじゃん!そんな二人を中心に描かれてもねぇ・・・。ジャヌイ演じる歌の先生&新進作家夫婦をメインに据えた方がよっぽど魅力的なストーリーになったような気がします。まぁ、如何にもフランス人が作りそうな内容ですけどね(苦笑)。大した魅力も無く自分勝手な振る舞いをする人物を見せられるより、そういう理不尽な人に振り回される人々を描いてくれた方が、小市民のオイラには嬉しいです。
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