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Deckard's Movie Diary index|past|will
25年前、京都在住のカナダ人・クロード・ガニオンが監督した映画『Keiko』は当時としては実に新鮮で不思議な魅力を放った作品でした(主演が無名の女優で、ドキュメンタリータッチで、OLの日常を淡々と描いていた・・・っつーくらい内容しか憶えてないんですよねぇ・・・(⌒o⌒;A)。たった1本の作品を残してカナダへ帰ってしまったクロード・ガニオンが再び日本を舞台にして作った作品が『リバイバル・ブルース』です。予告編からは「これはちょっとヤバいんじゃないのかなぁ・・・懐古趣味っぽい作り出しなぁ、甘いんじゃないのかなぁ・・・」という印象でした。始まって直ぐに感じられた間合いが70年代風でちょっと懐かしかったです。暫くすると、その懐かしく感じた間合いやドキュメンタリー風な台詞のヤリトリが少しずつ鼻についてきて、だんだんと観る前に予想したような流れになって行くので観に来たコトを後悔し始めてました。ストーリーは70年代にブルースバンドとして活躍していたバンドが解散。それは内藤剛志演じるベーシストが無難な道を選択したのがきっかけだった。ヴォーカルの女(桃井かおり)はゴールデン街のママになり、ギタリストだった男(奥田瑛二)は沖縄に逃避した。26年後、仕事で沖縄にやってきた男・内藤剛志が男・奥田瑛二に声をかけたことから、新たなストーリーが始まるが、男・奥田瑛二はガンに侵されていた・・・。とまぁ、如何にもありがちな展開なんです。ところが、男・奥田瑛二が上京してから、「え、そっちの方向に行くの?」と、ちょっと面食いました。それからは地味なのは変わらないんですが、それなり観られました。まず、桃井かおりと内藤剛志のやりとりがだんだん面白くなってきましたし、内藤が演じるキャラクターが本当に嫌な奴で、こういう奴って誰の周りにも居ると思うんですけど(オイラなんてこういういキャラだと思われている節がけっこうあるんだよなぁ・・・まぁ、当たらずも遠からずだったりしますが・・・ボソ)、得てしてこういう嫌な奴が美味しい思いをして、仕事もそこそこ出来て、挙句の果てに長生きしたりもするんですよね。決して絶賛映画ではありませんし人に薦めようとも思いませんが、オイラの心には深々と残るモノがありました。やっぱり、外国人が描く日本人・・・一筋縄では行かないですねぇ。
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