Deckard's Movie Diary
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| 2004年10月12日(火) |
ツイステッド デビルマン |
そりゃ、確かに予告編からダメダメなオーラは出ていましたが、なんてたってフィリップ・カウフマンですからねぇ・・・『テイキング・ライブス』のD.J.カルーソーとか言う監督とはワケが違います(笑)。それに主演がオキニのアシュレイ・ジャドですからね、そりゃあ観に行きますよ!霧のゴールデンゲイト・ブリッジからアシュレイの瞳に集約していくオープニング、そして始まる連続殺人事件・・・中盤までは良かったんですけどねぇ(苦笑)。いつしか「コレって、ヤバいパターンになっているような気が・・・」という思いが頭を過ぎり始め、案の定でした(>_<)アチャ!全世界に溢れ捲くったウンザリするくらいのハリウッドスタイル。フィリップ・カウフマンも普通の監督になっちゃったなぁ・・・。途中、アシュレイ・ジャドとアンディ・ガルシアのツー・ショットを見てたら「ああ、この二人って、二人ともHONDAのCMに出てたなぁ・・・“HONDAFUL LIFE!”とか“怪傑セイバー!”とか言ってたよなぁ・・・」な〜んて考えちゃったりしてました。
母さん、僕のあのデビルマンの単行本・・・何処に行ってしまったんでしょうか?いや、別に意味はありません。ただ言ってみたかっただけです。だって本当に何処に行っちゃったのか分からないんだもん♪〜( ̄ε ̄;)。さて映画ですが・・・よくもまぁ、ココまで酷いシロモノに出来たもんです!ストーリーはコミック版『デビルマン』に沿っていますので、TV版しか知らない人は面食らうと思いますが、32年前に発表された永井豪の『デビルマン』と言えば“伝説のコミック”と呼ばれ、その世界観は今でも多くの人に受け入れられている傑作です。風呂敷を広げすぎて畳めなくなり、放り出してしまった『マトリックス』には是非見習って欲しかった落とし前のつけ方は、潔く素晴らしいモノ(←結末を知っている人には不謹慎な言い方かも・・・)でした。だからどんなに「ダメダメだよ!」って言われても観に行ってしまいます(笑)。予告編で観たデビルマンの造作にも惹かれましたし・・・ボソ。というワケで、思いっきり期待値低めで言ったのですが・・・それでも、卒倒しそうになりました。確かに全5巻の原作を2時間で描くのは無理だとは思いますが、幾らなんでもコレは無いでしょう!この映画は演出も脚本も演技も信じられないほど幼稚で、まるでオツムの足りない人間が作ったようなシロモノです。これだけ有名で今でも多くの人に支持されている原作を映画化するのなら、それなりに意気込みとかあるでしょうに!ところが、この映画には一握りのヴィジュアルシーンを除いて、原作に対しての愛着も理解も感じられません。話の発端をあまりに端折りすぎているので、ストーリーが良く分かりませんし、また、主人公・不動明の行動は人間の醜さや残虐性、そして飛鳥了との関係に大きく影響されるのですが、その辺りの描写もメチャクチャ中途半端なのでラストも寒々しいくらいに盛り上がりません。死麗濡(シレーヌ)も何で出て来たのかサッパリ分かりませんし(原作では美しい話なのになぁ・・・)、人面(ジンメン)のエピソードはこの物語の特長を端的に現している部分なのに、ナニをトチ狂ったか、食われちゃうのはサっちゃんじゃないし、原作の核心にはな〜んも触れていません。こんなクソみたいな脚本を書いた那須真知子!興味の無い原作だったら旦那の仕事でも断れよ!それにしても、ここまで恥ずかしい映画を、白昼堂々と臆面も無く公開してしまう厚顔無恥ぶりには怒りを通り越して情けなくなってしまいました。違った意味で泣きたくなりましたよ。友情出演している多くの有名人の方々・・・ご愁傷様でした。一番可哀想だったのは、初めての?夫婦共演だった宇崎竜童・阿木曜子夫妻かな。しっかし、ミーコとススムに出された真っ黒い物体(見た目は砲丸)がオニギリだったのにはマジでビックリしたわ!そんなん、誰がどう見たってコメディじゃん!那須博之・・・二度と映画作んじゃねぇ!
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