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スルーにしようと思っていたのですが、モントリオール映画祭でイノベーション賞(“詩的で、現代的な、非常に美しい革新的映画のための賞”・・・わかんねぇ〜(苦笑))を受賞したので最終日に観てきました。東陽一監督作品『風音』。沖縄の美しい海を臨む崖の中腹に鎮座するこめかみに穴が開いた頭蓋骨。“風音”とは、その穴を風が通る時に鳴る音のことで、“泣き御頭(なきうんかみ)”と呼ばれるその頭蓋骨を巡って3つの話が交差します。DVから逃げ故郷・沖縄に戻ってきた母と子。戦争で行方不明になった初恋の人を毎年沖縄へ捜しに来ている老婆。子供の頃に島に流れ着いた特攻隊員を埋葬したことのある漁師。もちろん、それぞれは微妙に絡んでいるのですが、3つの話が作品としての大きな塊になっているとは思えませんでした。少しずつジグソーパズルのピースがズレている印象です。無理やりハメていると言うよりも、スカスカな感じでしょうか。面白い展開の脚本だとは思うんですけどねぇ・・・もう少し上手にまとめて欲しかったです。おそらく東陽一向きじゃなかったんでしょう。基本的には群像劇ですからねぇ・・・。それにしても何故に背景に流れる音楽がジプシー音楽なんですかねぇ?特にハマっているとは思いませんでした。場違い!とも感じませんでしたけどね(苦笑)。
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