Deckard's Movie Diary
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2004年06月01日(火)  ヴェロニカ・ゲリン キッチン・ストーリー

職人ジョエル・シューマッカー監督、ケイト・ブランシェット主演『ヴェロニカ・ゲリン』。悪い映画ではありません。一介のジャーナリストが自らの命を顧みず麻薬の元締めを追及する姿勢は頭が下がります。ただ、ドキュメンタリー・タッチで進むストーリーはそれなりに興味深いのですが、ほとんど思い入れが出来ません。単にスクリーンに映し出される出来事を見せられているだけの印象です。30代後半まで一介のジャーナリストだったヴェロニカ・ゲリンが何故、このような危険なネタに手を出したのか?その一番大事な部分がないがしろなので、イマイチ彼女に感情移入出来ませんでした。つまり、そこまでやるのかよ!と頑張るヴェロニカ・ゲリンの動機が理解出来ないのです。子供たちが麻薬に犯されている事実に目を背けられなかった・・・というのなら、それまでの人生でそのコトを知らなかったワケじゃないと思いますし・・・オイラの思い過ごしかもしれませんが、“何か”彼女を駆り立てたモノがあるのではないでしょうか?その辺りの突っ込みが甘く、またヴェロニカの家庭の描き方もまた中途半端で、四苦八苦している彼女がどうにも浮いて見えてしまいました。ケイト・ブランシェットは相変わらず素敵なのですが・・・。ところで、この実話はつい最近のコトだったんですねぇ。全く知りませんでした(⌒o⌒;A しかし、こういったストーリーを探してくるジェリー・ブラッカイマーは相変わらず目が利きますねぇ(笑)。余談ですが、カメオ出演している人物の刺青が笑えます。


世の中には落ち着きのない人が居て、何もしないでボーっとしているコトが出来ない!例えば、休みの日でも何かしていないと落ち着かないので、用も無いのに家の中をウロウロしているような輩です。当然、最近流行のライフ・スタイル“スローライフ”なんてモノは苦痛以外のナニモノでもありません。つまり!そんな無粋な奴には、この映画のような“ほのぼの/ほのぼの/ほのぼの”のようなリズム(どういうリズムだよ)で進む作品は苦手だったりします。というワケでノルウェー、スウェーデン合作の北欧映画『キッチン・ストーリー』です。一緒に観た友人が、終わって「コレってキン・ザ・ザやミラクル・ペティントと同じような雰囲気だったわ」と言ってたのですが、まさにその通りです。ヘンテコなストーリーを大真面目に描きながら人間が本来持っている滑稽な部分をゆったりした時間の中でホンワカと描いてみせます。だから、“面白い!”と言っちゃあ〜面白いのですが、マッタリ系のヘンテコさなので“眠い!”と言っちゃあ〜眠い映画でした。嫌いなセンスの映画ではありませんが、上記に書いた落ち着きのない人間の典型であるオイラには(>_<)アチャ!な作品でした。


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