Deckard's Movie Diary
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2004年05月19日(水)  THREE/臨死

韓国、タイ、香港の3人の監督が“臨死”をテーマに描くオムニバス・ホラー『THREE/臨死』。最初にスクリーンに映し出されるのは『反則王』で手堅い演出を見せた韓国代表・キム・ジウン監督作『メモリーズ』。とにかくドッキリ的“驚かし”ばかりでうんざり!当然のコトながら最大ボリュームのSEを伴いますから心臓に悪いです。この監督の次回作は韓国で大ヒットした『箪笥』ですが、このような演出が2時間も続くのかと思ったら、ちょっと勘弁ですなぁ・・・。またストーリーも意味有り気な描写が続きますが、深いモノは全く無くガッカリでした。二本目はタイ代表。『ナンナーク』『シャンダラ』(共に未見)のノンスィー・ニミブット監督作『ホイール』ですが、これは拙い・・・というか、演出もストーリーも全く魅力の感じない作品でした。途中で何度も眠たくなってしまい困ってしまいました(苦笑)。上記2本は“低予算”が画面にハッキリ映ってしまっているのも難点でしたが、ラストの『ゴーイング・ホーム』は、監督のピーター・チャン(『ラヴソング』)が映画全体のプロデュースも兼ねているので、一番グレード感がありました(って、どういう意味だよ(笑))。まぁ、撮影はクリストファー・ドイルですし、出演がレオン・ライにエリック・ツァンですから、それなりの出来は確保されたようなモンでしょう。前半部、子供の表情で観る者を不安にさせる演出が上手く(子供の表情も上手いんですよ!)、ついつい引き込まれます。ところが、途中から違う話になってしまったような印象です。プロローグ、本編、エピローグ、3つの部分のリンクが甘くそれぞれが別モノに見えてしまったのは残念でした。もう少し脚本を煮詰めて欲しかったですね。主演のレオン・ライは今までとは違った雰囲気を醸し出しており、見応えのある演技でした。最後に流れた歌も上手かったですよ。しかし、国は違えど“ホラー”というジャンルは似たり寄ったりの色彩設定、カメラアングル、編集なんですねぇ・・・ボソ。


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