Deckard's Movie Diary
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2004年04月20日(火)  ドラムライン ワイルド・レンジ

真に気持ちの良い青春映画でした。ストーリーは期待を裏切る事なくストレート一本!出だしから、そのスティックさばきのようにテンポ良く、要所要所での音楽タイミング等も効果的で最後まで飽きさせません。マッタリ〜となりがちな“好いた惚れた”もサクサクと、無駄な描写はほとんど無くラストのマーチング・バトルまで、あ!という間です。管楽器の耳から頭のてっぺんに抜ける高音も、身体に響く低音も、腰が自然と動き出すリズムも、その全てが気持ち良く、ドラム合戦の迫力も十分!エネルギッシュなパフォーマンスは一見の価値があります!何処かのCMがパクリそうなんだよなぁ(苦笑)。それにしても奨学金付きでスカウトとかするんですねぇ・・・全く知りませんでした。確かに、そんなに上手い連中が自然と集まるワケは無いわな(苦笑)。さすが!エンターテインメントの本場は違うわ。しかしEW&Fに「古〜い!」とブーイングが出て、「オールディーズは好きかぁ〜」で1970年ですか・・・トホホ(苦笑)。

どういうワケか今年2度目の試写会はケヴィン・コスナー監督・主演の西部劇『ワイルド・レンジ』です。まぁ、『13デイズ』以降は『スコーピオン』とか『コーリング』とかヤバい映画ばかり出ている(まぁ、その前にも多数ありますが・・・ボソ)ケヴィンですが、西部劇は『ワイアット・アープ』以来です。この人は『シルバラード』とか『ダンス・ウイズ・ウルヴス』とか西部劇は悪くないので(『ワイアット・アープ』はダラダラした映画でしたが・・・ボソ)、ちょびっと期待しながら、どうせダメだろう・・・という心模様で観に行ってきました(苦笑)。いやぁ!思ったより悪くなかったですよ。前半はテンポが悪く眠たくなりますし、ブレーキもアッチコッチでかかりますが、とてもリアルなウエスタンと言えるでしょう。鉄砲ぶっ放したって簡単に当たるモンじゃありませんし、よっぽど急所に命中しない限り一発で倒れて動かない、なんてコトもありゃしません(ショックで気を失うコトはあるでしょうが・・・)。舞台になる町の人間の行動にしても「ああ、本当はこんな感じなんだろうなぁ・・・」と納得出来ます。結局最後は「やっぱり、ケヴィン・コスナーの映画だったわ(苦笑)」となりますが、今回は大目にみます(苦笑)。クライマックスの銃撃戦は好き嫌いはあるでしょうが、十分見応えがあります。しかし、共演がロバート・デュバルにアネット・ベニングという正統派西部劇(内容は地味地味ですが・・・)なのに『スコーピオン』に続いてシネパトス公開ですか・・・いいのかぁ?それで〜(爆)。


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