Deckard's Movie Diary
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2004年04月19日(月)  アップルシード

新手の映像技法を使ったアニメ映画です。簡単に言ってしまえば実際の人物の動きをCGに変換し、さらにセル・アニメーションで仕上げたってコトになるのでしょうか?まぁ。映像はそれなりに「ほほぉ〜」と思えるようなタッチも感じますし、予告編からちょいと気になっていたSEもハリウッド並みの完成度です。しかし、あのウォシャウスキー兄弟も言ってるように、大事なのはハードではなくソフトです。ファミコンを追い落とす為に幾多のゲームマシーンが挑戦しては消えていった歴史的事実。そのファミコンを駆使してゲーム界の巨人に上り詰めた任天堂をプレイステーションで追い落としたSCE!こう書くと、一見ハード本体で勝ち上がったようにも見えますが、それは大きな誤解です。要は良質なソフトを提供出来るかどうか!?つまり、SCEが『DQ』と『FF』の両ソフトを獲得した時点で勝敗はついていたワケです。『イノセンス』もそうでしたが、この映画も映像的には観るべきものはありますが、作品の出来としてはどうなんでしょう?決してストーリー自体がつまらないワケではありませんが、いかんせんキャラクターが平板で薄っぺらいことふぐ刺しの如し。『イノセンス』の深すぎて?意味不明になってしまった内面描写と、この映画の分かり易いストーリーが融合すれば多少は面白くなったんじゃないでしょうか?って、いいのかこんなマトメで(苦笑)。さてと『キャシャーン』はどうなんだろうなぁ・・・・ボソ。


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