|
Deckard's Movie Diary index|past|will
PFFのスカラシップ作品『バーバー吉野』。ナンだか自分の小学生の頃を思い出してしまいました(苦笑)。だって、この映画で描かれている“吉野刈り”とは、あの頃の“ぼっちゃん刈り”でしょう?古いしきたりの中に異端が紛れ込んで・・・というのは王道パターンのストーリーですが、それが“少年の髪型”というのに魅力を感じてしまい、予告編から気になっていました。前半は子供たちも瑞々しく、けっこう面白くて期待したんですが、物語が進むに連れ意外と平凡な展開なので、ちょっとガッカリ(苦笑)。たぶんに演出力の無さもあるでしょうが、あまりに予定調和なストーリーなので盛り上がりに欠けます。ところどころにオペラや合唱曲が使われているんですが、いまいちピンときませんでした。監督はこれが初監督の荻上直子。子供たちの間を生かした演出は悪くないだけに、今後に期待しましょう。
|