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Deckard's Movie Diary index|past|will
ナンだか『みつばちのささやき』の今風アレンジ・・・みたいな趣きでした。コレはコレで悪くない設定ですし興味深いとも思うのですが、ところどころで描こうとしているテーマから逸脱します(苦笑)。無駄な描写が多すぎて、まるで“酒酔い”一歩手前の“酒気帯び運転”のようです。まぁ、そのフラフラっぷりも決して不快ではないんですけどね(苦笑)・・・イタリア人気質というか、何処かのんびりしています。以前、イタリアに行ったときのコトです。ドコゾの観光地で友人と二人で歩いていたら、前方から男が駆けてくるではありませんか・・・それは全速力というより、タッタッタッタ!っつー感じの・・・どこか呆けているような(真剣さが感じられないという意味です)走りでした。すると男は友人の前で自然と減速し、友人が「え?」と面食らっていると、サッ!っと友人のショルダーバッグに手をかけ、あれよっとぉ〜!引ったくり、んでもって、来た時と同じようにタッタッタッタ!っと私達の後方に逃げて去ってしまったのです。そのあまりにトボケタ手際に、二人とも追うのも忘れてポカ〜ンと口を開けてしまいました。まぁ、これもそんな香りのする映画です(って、わかんねぇ〜(苦笑))。監督は『エーゲ海の天使』でアカデミー外国映画賞を受賞したガブリエーレ・サルヴァートスでした。
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