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Deckard's Movie Diary index|past|will
2003年カンヌ・カメラドール賞受賞、2004年ゴールデングローブ賞・外国映画賞受賞。“少女は生き延びるため少年になった”がキャッチコピーの『アフガン零年』は、まるで『少女の髪どめ』のような設定です。というか、女性が不当に差別されている状態ではよくあるコトなのでしょう。“少年になった少女”という設定は新聞記事が出典になっているようです。舞台はタリバン政権下のアフガニスタン。少女マニラの悲劇を描いています。この作品は前出の『少女の髪どめ』や『チャドルと生きる』のような映画的な話法はほとんどありません。淡々と悲劇を捉えているだけなので、ある意味、よくある中東映画と言えるでしょう。『ブラックボード・背負う人』『少年と砂漠のカフェ』『酔っぱらった馬の時間』等と近い印象でしょうか。もちろん悪い映画ではありませんが・・・・。だいたい、良いも悪いも言えませんよ。ほとんど事実なワケですし・・・自分としては戦争の無かった今までの人生を幸福だったと振り返るのみであります。
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