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Deckard's Movie Diary index|past|will
麻生久美子・・・華麗なる映画遍歴を纏った若手女優(苦笑)。『カンゾー先生』『ニンゲン合格』『リング0』『ひまわり』『風花』『回路』『STEREO FUTURE』『RUSH!』『赤影』『贅沢な骨』『命』『ラストシーン』『セプテンバー11』『魔界転生』『アイデン&ティティ』『ゼブラーマン』今後も『キャシャーン』『丹下作善』『ハサミ男』と止まるところを知りません。いつもは脇に回ることが多いのですが、今作『eiko』では久しぶりの主演です。麻生演じる“Eiko”ことエイコは誰でも信用してしまうお人よしで、会社に騙され、恋人に騙され、キャッチセールスに騙され、悪徳商法に騙され借金だらけの生活です。借金取りに追われ行くところが無くなり、夜逃げした社長の自宅に尋ねたら・・・。とまぁ、こんな風に始まるのでが、まず麻生久美子のキャラが垢抜けて綺麗過ぎます。こんな役柄ならばもっとダサく作らないと(もっと対人恐怖症気味にオドオドしているとか・・・)全く説得力がありません。また東京出身の東京育ちという設定なのに、困った時に頼る友人が一人も居ないってのも、離婚している両親だとしても全く連絡を取っていないというのも、幾らなんでも無理があり過ぎです。とにかく脚本が穴だらけ!沢田研二演じる江の本さんと知り合ってからの展開はけっこう面白いのになぁ・・・。まぁ、エイコと江の本さんの描き方もヌルいから、やっぱりダメか(苦笑)。もっと脚本を練ろうよ!こんな程度で映画にすんなよ!『アパートの鍵貸します』が大好きなビリー・ワイルダーファンの加門幾生監督さん!アメリカではOKなシチュエーションでも日本ではNGってコトは多々あるってことですよ。もっと頑張りましょう!
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