Deckard's Movie Diary
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2003年12月04日(木)  river

『river』は前作『マンホール』が評判良かったらしい北海道で活躍する劇作家・鈴井貴之の新作です。始まって30分は良かったんですが、途中から話がどんどん複雑になっていき、最後には破綻してしまいます。破綻はちょっと言い過ぎですね。破綻というよりは「そりゃ、幾らなんでも強引過ぎるだろ!」という決着の付け方です。ただ、一見上手く着地しているように見えるのは、この監督の力量とも言えるかも知れません。物語の展開の仕方、ところどころに入る幹とは関係ないシーン、ラストの謎の残し方等、惹かれる部分もありますが、ここまで話しを広げてしまうと何が言いたいのかわからなくなってしまいます。このストーリーだったら2時間は越えないと描き切れないでしょう。まぁ、その前にストーリーが動き出すきっかけの話がお粗末過ぎますが・・・ボソ。


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