Deckard's Movie Diary
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2003年11月28日(金)  g@me

『ミスター・ルーキー』でちょっと良いところがあった井坂聡監督の新作『g@me』です。う〜ん・・・どうしましょう(笑)。まず笑えるのが藤木直人の“若くして成功している広告クリエイター”という設定。幾らナンでもあのステイタスは無理(笑)。そして、そんな何不自由のない彼が何故にこんな話に乗るのかも全く説得力無し!アタマの切れる奴なら絶対しない狂言誘拐、つまり最初でこの映画は破綻しています。世の中にはアタマが切れるのに、それなりの成功さえ出来なくて逆恨みばかりしている奴って居ますが(実際に運が無かったり、本当にバカだったり・・・)、そういう輩が相手だったりしたらもっと説得力があったんでしょうけどね。じゃ、そういうコトじゃなくて一昔前に流行ったトレンディークライム(そんなのあったのかぁ?)物にするんだったら、もっと上昇志向がバリバリあるような役柄のが良かったんじゃないですか。官僚とか秘書とか警視庁キャリアとかインターンとか・・・つまり、この脚本って最終稿って感じが全くしません。もっと幾らでも良くなるだろうに!まぁ、良い所もあるので、次はもっと頑張って下さい。しかし、IZAMって醜くなりましたねぇ・・・・ボソ。


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