Deckard's Movie Diary
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2003年11月26日(水)  花

相米慎二に憧れ映画監督を目指した西谷真一デビュー作『花』。胸に切なく染み入る良い映画でした。動脈瘤に犯されているサラリーマン・野崎(大沢たかお)と初老の弁護士・鳥越(柄本明)が日本橋から鹿児島まで旅をするロード・ムービー。初監督作ということでぎこちない演出が目立ちますし、ちょっとキレイ事過ぎますが、こういう儚げな味わいもたまには良いモンです。鳥越と野崎の人生がもう少し上手く絡むと良かったんですけどねぇ・・・。それでもラスト、ジワっと涙が出てしまいました(⌒o⌒;A。大沢たかおという人は存在感があまり感じられないというか、よくわからない役者ですが、今回初めて良い印象を持ちました。重要な役どころの牧瀬里穂と西田尚美なんですが、演技が拙くて話になりません。どうせ、地味な映画なんですから、しっかり脇くらい固めましょうよ!(関係者筋の情報によりますと、この映画の現場は仕切りが悪くてかなりヤバイ状況だったらしいです。それでもこの映画は良い作品でした。映画ってわかんねぇ〜(⌒o⌒;A)


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