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Deckard's Movie Diary index|past|will
クリスティーナ・リッチとジェシカ・ラング・・・二人が演じる、観る者に瞬きさえも許さない凄まじいシーンに圧倒され、特に感情移入していたワケではないのに目頭が熱くなってしまいました(苦笑)。『私は「うつ依存症」の女』は商業映画というより、信じられないほど完成度の高い教材用映画のようです。つまりこの映画は従来の“映画”という枠で判断すると物足りないのですが、リッチ演じる主人公の「うつ」の状況が実にリアル(実際には知りませんので、全て想像の範疇です!Σ( ̄□ ̄;))に描かれているので、観客はその激しいアップダウンに振り回され、いつのまにか映画の中に没頭してしまいます。観る人によっては「ぎゃぁ!ぎゃぁ!うるさい映画だなぁ・・・」と思う方もいるでしょう。実際、小生も何度かそう思いました。ただ、そういった環境や関係も含めてこの作品には観るべきモノがあります。感情の発露の行方は複雑で、自分にさえわからない・・・そんな人間の危うさが良く出ていました。ともすると大袈裟なだけでキワモノ臭が漂う内容なのですが、クリスティーナ・リッチの存在感が全てをシャット・アウト!人様(特に男性)には積極的には薦めませんが、観ても損はない映画でしょう。ウィノナ・ライダーの妹役をやってたクリスがねぇ・・・ボソ(最近、また観ちゃったもんで・・・『恋する人魚たち』あの時は9歳だったんですねぇ・・・遠い目(笑))
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