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Deckard's Movie Diary index|past|will
『サラマンダー』。これは想像していたより良かったです。もう少し頑張っていたら傑作になっていたかもしれません(それは言い過ぎだな(笑))。で、想像していたのは、観終わって「まぁ、そんなに期待しちゃいかんでしょう!(苦笑)」ってな感じで自分を納得させるようなシロモノですけどね。そりゃ、ツッコミ所はたくさんありますけど、まぁいいじゃないですか(笑)。映画の主役であるサラマンダーですが、登場の仕方は唐突ですし、二度目の登場もパァっとしません。大丈夫かなぁ・・・この映画・・・と、少々不安になって来たところに、強力な援軍?が到着(笑)。そっちに話が行くんかい〜!と、思っていたら、そこからサラマンダーがガメラシリーズのギャオスやイリスを思い出させる雰囲気を醸し出し、俄然魅力的に!(ホントかよー(苦笑))。アナログチックな攻撃とかも怪獣映画の定番で好感触。何よりも気に入った表現は、登場人物が最後までサラマンダーを等身大に怖がっているのが良かったです。だいたいコノ手の映画ってヒーロー&ヒロインが人並外れたスーパーマンになっちゃうんですけど、その辺りの表現が実に適度な温度で描かれていました。だって、あんな怪物が目の前にいたら怖いもの(爆)。また、マシュー・マコノヒーもクリスチャン・ベールも今までとはチョイと違ったキャラで楽しませてくれますが、特にマコノヒーの変身ぶりにはビックリ!細かいところで映画ファンを擽る演出も微笑ましかったです。
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