Deckard's Movie Diary
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2003年03月25日(火)  キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

 スピルバーグ新作は『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』。洒落た60年代風のタイトルバックで思いっきり期待したんですけど・・・う〜ん、ハッキリ言って長過ぎ!さらに、予告編のネタバレがあって、「まだ続くのかよー!」と、かなりの恐怖に見舞われました(笑)。映画としてもコメディなのかシリアスなのか、軽いのか重いのかハッキリしてくれー!と突っ込みを入れたくなるような中途半端な出来でした。スピルバーグらしいアイテムに溢れているのに、スピルバーグらしくない不出来な映画って感じでしょうか(笑)。スピルバーグはハンクスに、プリオ扮する主人公が未成年と知ってから彼の行く末を心配させたり、ハンクスに甘えるシーン等を挿入したりと、明らかにハンクスに父性を感じさせています。結局は父と子の話を描きたかったんでしょう。思い起こせば、スピルバーグのメジャー出世作である『ジョーズ』・・・パニック映画なのに、オヤ?っと思わせる場面があります。幼い息子がジョーズ対策で悩んでいる父親(ロイ・シャイダー)の形態模写をするシーン。父と息子のほのぼのとした関係が見受けられる場面はパニック映画には不釣合いでしたが、個人的には、そこにタダ者ではない監督の資質を感じたモノでした(遠い目)。それにしてもだ!今現在、そんなに恵まれちゃっていていいの?芸は身を助ける?好きこそ物の上手なれ?って、コトで・・・ま、いっか!(爆)。プリオは今までで一番の好感触!素軽い身のこなしが詐欺師という職業?にピッタリはまっています。また、エンドタイトルで何故か、先日他界したグウィネス・パルトロウの父親ブルース・パルトロウに敬意を捧げていました。おそらくTV界での重鎮への敬意なのかもしれません。『ペリー・メイスン』も『ドクター・キルディア』も米TVドラマの秀作ですからねぇ。だけんどもしかし!!!、オイラの隣で上映中2度も携帯をチェック(メールが来たとか、着信があったとかじゃなくて、単なるチェック)して、終わった直後(エンドロールが始まったばかり)に「ちょー良くない!?ちょー良くない!?ちょー面白くない!?」と友人に連発し、そのまま直ぐに携帯メールを打ち出したアホ女!オレが許すから人間の盾になってきてくれ!これだから、渋谷で映画観るの嫌なんだよなぁ・・・・。


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