Deckard's Movie Diary
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2003年01月23日(木)  西洋鏡/映画の夜明け

 友人が既に「本年度No.1」と言って憚らない『西洋鏡/映画の夜明け』。一言で言えば中国版『ニュー・シネマ・パラダイス』。中国に初めて映画を持ち込んだ英国人(ジャレッド・ハリス)と、その映画に魅せられた中国人青年(シア・ユイ)の二人を中心に話しが進みます。ハッキリ言って、テンポは鈍いし、カット割りも変だし、演出は下手!それでもこの映画は観る価値があります。なぜならこの監督が「映画」を愛しているのが手に取るようにわかるから。つまり、演出の下手さは、いれ込むあまりの勇み足のようにも感じるんです。描きたい事がたくさんあって、上手く整理出来ない!みたいな。また、この映画に登場してくる全ての重要人物が、映画という発明品に新しい可能性を見出し、暖かい目で見守るストーリーも好感が持てました。監督は中国生まれでアメリカ育ちの女性監督アン・フー。それにしても、客席はガラガラだよー!で、なんで唾を吐いた手で握手するんですか?


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