Deckard's Movie Diary
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| 2002年11月01日(金) |
ゴスフォード・パーク マッスル・ヒート |
アルトマン新作『ゴスフォード・パーク』!もう素晴らしい!としか言いようがありません。上手くて、洒落ていて、大人っぽくて、ちょっぴりHで、シニカルさはスパイス程度に効いていて、まさに、上質の素材を五つ星の腕で料理したフル・コースのようです。非の打ち所のない衣装や調度品の数々、そして完成された完璧な演技。惚れ惚れするような演出の妙を十分に堪能させられました。全てに無駄がなく、ウットリするような時間の流れ。これぞ映画!これぞアルトマン!まぁ、今さらどーでもイイですが、アカデミー作品賞、監督賞はコレでしょう!最後は泣かせてもくれます。
あのケイン・コスギ初主演作『マッスル・ヒート』。TVバラエティ『筋肉番付』での貢献度を考慮してTBSが作ってくれたような映画です。もちろん、どんな経緯で作られたって構いません。面白ければ関係ないです。監督はCMやクリップ(サザン、B’s)等を手がける下山天。アクション監督は香港のサム・ウォン。ロケーションがいいですねぇ。中々魅力的な場所を使ってます。で、もちろんアクションは見せ場ですから、キチンと見せてくれます。内容はねぇ・・・キャスト的には問題は多いでしょうけど、それでも演出が良ければ誤魔けちゃうんだけどね。中途半端なんだよなぁ。どうせならもっとハメ外しちゃえばいいのに!漫画でいいんだからさぁ。『デッド・オア・アライヴ』のデタラメさを見習った方がいいですなぁ。ナ〜ニ、真面目に作ってるんだか(苦笑)。「感動」とか「涙」とか、誰も求めてない!っつーの(爆)え、ケインですか?まぁ、これからでしょ。
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