Deckard's Movie Diary
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2002年10月31日(木)  木曜組曲 ダーク・ブルー

 なんじゃこりゃ!オレは松田優作か!(すみません)っつーくらいビックリしちゃったシネ・ラセット近辺。なんてたって開演20分前に行って既に超満員状態!列は道にまで溢れて、もう大騒ぎ!元凶は京香、美枝子、靖子、尚美、登紀子、大御所・ルリ子、6大女優?共演の『木曜組曲』。出直して翌週が本日の木曜日(だって1000円なんだもーん)でんがな。それだけ苦労して観た映画だったんですけどねぇ・・・つまらんなぁ・・・。だってさ、ルリ子と登紀子の関係ってナンだったの?それにミートソースは誰がやったの?何故にデビュー作へ書き込みしてるの?わからないコトだらけ!っつーか、それ以前に演出がヘタクソだし、演技がヘタクソだし、特に西田尚美はミスキャスト!どーやっても純文学の作家に見えねー!っつーの!観客をバカにしてんのかよー(苦笑)。アホくさ。良かったのは浅丘ルリ子が見れただけだな・・・ボソ。監督の篠原哲雄の代表作は『月とキャベツ』『初恋』『命』等ですが、個人的には『初恋』が好きなんですよ。他はちょっとねぇ・・・。どうやら『初恋』は長沢ナニガシ(『ココニイルコト』の監督さん)の脚本が良かったようです。これからは期待しません。それにしても、このシチュエーションって、まもなく始まるフランス映画『8人の女たち』に似てるんかなぁ・・・ボソ

 スピット・ファイア(第2次大戦中に活躍した英の飛行機で、あの『パール・ハーバー』にもちょこっと出てきました。)好きなんですよ。あの主翼の形が!何か女性っぽい感じがしてね(苦笑)そういうワケで『ダーク・ブルー』です。『コーリャ 愛のプラハ』で東京国際映画祭GPを獲得したヤン・スヴィエラー監督の新作。『コーリャ』はとても良い映画でしたが、この監督の持ち味であるような「淡々さ(イラン映画に通じるような雰囲気なのかなぁ)」はこの映画ではアダになったようです。決して悪い映画ではありませんし、ストーリーも良く出来てます。だけんどもしかし!何もこちらに響いて来ないのです。空を飛ぶ!ということは「夢のある現象」で、例えそれが戦争中であっても、そこにロマンがあって欲しいと思うのは男だけなんでしょうか?この映画には飛行機乗りが持つ(だろうと思われる)、大空を飛ぶ行為への敬意が全くありません。飛行シーンが良く出来ていただけに残念です。


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