Deckard's Movie Diary
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2002年10月21日(月)  酔っぱらった馬の時間 トスカ

 『酔っぱらった馬の時間』。クルド人監督、バフマン・ゴバディによる初のクルド人映画です。『クルド人』とは「国家を持たない世界最大の少数民族」というコトだそうです。舞台はイラン=イラクの山岳地帯。両親を亡くした子供達が難病の弟を抱えながら、健気に生きて行く姿を描いています。弟の手術代を稼ぐ為、長男のアヨブは危険な密輸キャラバンに!うーん・・・・あまりに悲惨で一言もありません。子供は生まれる国は選べない!とは言いますが、ただただ自分の恵まれた環境に感謝したいと思います。それにしても・・・現地でキャスティングされた子供達の演技はとても演技には見えません。鳥肌モノです。

 プッチーニの『トスカ』。眠たかったぁ・・・ボソ。なんなんだこりゃ!ただただ歌ってるところを延々とバストアップで撮影してるだけ。ところどころにチョビっと申し訳無さそうに、録音シーンとかローマの風景なんぞが挿入されます。でもさぁ、オペラを思いっきり歌っている力一杯の顔のアップなんて見たいですか?アレってロングショットで大きなアクションがいいんじゃないですかねぇ?顔がアップのせいか、歌声さえウルさく感じちゃいました。(>_<)アチャ!もっと『心中天網島』くらいの映画的な飛躍があるのかなぁ・・・と、思っていたので、かなりガックリでした。でも、良かったコトもありましたよ!上映館・シネマ・ソサエティの入り口の装飾がかなりイケてます。嬉しくなっちゃいました。


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