Deckard's Movie Diary
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2002年10月18日(金)  容疑者 王様の漢方 シャクルトン/奇跡の生還

 相変わらず精力的に映画に出巻くっているデ・ニーロ最新作『容疑者』。ピュリッツァー賞受賞ジャーナリストの実話を基にした原作の映画化です。話が2時間ドラマのように手際よくサクサク進んでいってしまうのですが、演出が上手いのでついつい見入っちゃいます。音楽は必要最小限にしか入りませんし、たまにここぞ!とかかるメロディがマイナーなんですよ。だから、ハリウッド映画では珍しいくらいにウェットな気分にさせられます。ラスト近辺、デ・ニーロの演技は最高潮になるのですが、ナンだか良く出来ている邦画を観ているようでした。そうなんです!この映画ってかなりベタベタな邦画風味!とにかく、息子を持つ男親としては泣けた映画でした。息子役のジェームズ・フランコも良かったですよ。でも・・・ロングアイランドってあんなにサビれちゃってるんですか?

 なんだよ!コレ!『王様の漢方』。マジで怒りたくなった。コレって映画になってないよ。端的に言えば『小学生低学年向け教育フィルム』。漢方のコトなんて誰でも知っているような精神論だけだし、全ての話がぜ〜んぶ消化不良で終っちゃうし、挙句の果てに「農薬は人体に悪影響がある!」なんて大声で言われたってなぁ!もっとこの薬草は○○の効果があり、その昔うんぬんかんぬん・・・とかアルんだと思ってたのにぃぃぃ!御丁寧にその後の皆さんの行く末なんかを『スタンド・バイ・ミー』ヨロしくラストに出ちゃったりするけど、な〜んも関係ないし(爆)ノーマン・リーダスなんて全くやる気ないし(苦笑)判ったコトは、監督のニュウ・ポって有名なアーチストらしいけど、監督業の才能は全くナイですね。共同脚本に名を連ねている江戸木純にも、今まで映画の何を観てきたんだ!と言いたくなります。この映画にキャッチコピーを付けるなら『決して一人では観ないで下さい』でしょう(笑)。誰かと、そう今!ケンカしている誰かと、又は仲良くなりたい誰かと!一緒に観れば「ふざけんな、コノヤロー!」ってコトで意気投合出来る事間違いなし!(爆)全く、こんなチラシ(お皿に乗ってる色々な薬草)作るんじゃねーよ!詐欺だろ!(御立腹状態です・・・ボソ)

 新宿高島屋から品川プリンスホテルに移ったアイマックスシアター。好きなんですよ。あのデッカイ映像が!(苦笑)。で、新作『シャクルトン 奇跡の生還』です。20世紀初頭、1年9ヶ月もの極寒の南氷洋漂流から、全隊員29名を生還させた驚異の冒険家・シャクルトンの話です。当時の貴重な映像がちょっと多かったですね^^;もっと、南極の映像を観たかったです。それでも、アイマックスの映像を観ているだけで、ボーっとしてしまうオイラには十分でした。途中『パーフェクト・ストーム』のようでしたが(笑)。でも、金曜日の夜に観客は20人・・・大丈夫なのかなぁ・・・・ボソ。撤退して欲しくないんだよねぇ。神様お願い!もっと観に行きますから、止めないで下さい。


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