Deckard's Movie Diary
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2002年10月15日(火)  Dolls 火星のカノン

 世界の北野武最新作『Dolls』。個人的には、何故そんなに高い評価をされているのか、全くわからない監督です。今作は北野監督としては『あの夏、いちばん静かな海。』以来の男女が関係してくる映画。究極の「愛」がテーマだそうで・・・。こちらの勉強不足で申し訳ないのですが、トップに出てきた文楽はどういう意味の浄瑠璃なんですかねぇ?近松のどういう話なんですか?それが解ると、この映画はもっと面白いんでしょうか?結局「愛は狂気」っとコト?だってね、どうしようもなくつまらないじゃないですか!笑っちゃうくらい面白くない!何なのコレは!私はこの映画の良さを全く理解出来ませんでした。強いて言えば、良かったのはファッションだけかなぁ・・・。それにしても観たのは平日昼間なんですけど、混んでましたねぇ。まぁ、若いカップルの多いこと!(苦笑)

 『冬の河童』(未見)でロッテルダム国際映画祭グランプリを獲得した風間志織監督の新作『火星のカノン』。29歳で独身の絹子(久野真紀子)は43歳の男性(小日向文世)と不倫中、せつない日々を過ごしている。そんな絹子に昔の職場の後輩・聖(中村麻美)が近づいてくる・・・・。まぁ、こんな話なんですけどね、今さらさぁ、不倫でせつない状況なんて見たくない!っつーの。そんなもん100万回は見てるよ。だからさぁ、この聖って娘の設定が面白いんだからさ、絹子だけじゃなくて3人を主人公にした方が良かったんじゃないの!「不倫しているので、ワタシ・・・満たされないの。」な〜んてアホ臭い描写が多すぎて白けます。締まらない映画!それよりも男と女、女と女、女と男の三角関係をメインにした方が断然面白かったのに!久野真紀子って女優さん、ちょっと面白いね。


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