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Deckard's Movie Diary index|past|will
ちょっと知り合いが絡んでいる邦画『リターナー』を観てきました。監督は『ジュヴナイル』でデビューした、VFXの第一人者でもある山崎貴。SFアクションですが、ストーリーはアチラコチラから持って来たようなシロモノです。まぁ、この手の話に「ストーリーに新味がナイ!」とツッコミ入れるほどの体力も知力もありませんので、別に非難はしません。で、良く出来てます。脚本の骨子も解りやすいし、ラスト・シークエンスも効いてます。映画の完成度としては十分でしょう。でもね、ここまで作ったのなら、もうちょっと頑張ろう!まずね、敵役の溝口(岸谷五朗)のキャラがどうしようもなくダメ!ただのアホなチンピラなんだもの。このキャラは本来、ボスキャラの脇に居た方がいいんじゃないですか?ボスはもっとシャープで頭の切れるような奴じゃないと、軽すぎちゃって説得力(そんなものいるのか?)に欠けるんじゃないかなぁ。荒唐無稽な話しほど人物設定の細部をキチンとしないと、ただの「漫画」になっちゃうよ。まぁ、ただの「漫画」だよ!って言われたらソレまでだけど、小生は邦画に期待してるんで(苦笑)。だから宇宙関係の施設を襲うシーンとか、酷かったなぁ。あまりに軽くて。服を買ってあげるシーン全く必要なし!せっかくの硬質な感じが急に白けちゃうじゃん。その辺りのヌルさが無くなってくればイイんだけどなぁ。でもヤル気は十分感じられました。次です次!
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