Deckard's Movie Diary
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2002年09月09日(月)  インソムニア ロイヤル・テネンバウムズ

 先週忙しかったので、今週は映画週間に決めました(苦笑)

 まずは期待の新作!『メメント』『フォロウイング』で素晴らしい手腕を見せてくれたクリストファー・ノーラン(32歳)の『インソムニア』。前2作がスライダー、フォークとキレのある変化球だったのですが、今回は直球勝負です。いやぁ、直球も速いですなぁ。シャープなモンタージュで構築されたシーンの数々。映画の完成度は高く、これぞプロの仕事!と否応無く納得させられます。パチーノ、スワンク、ロビン・ウイリアムズと役者も揃って見応え十分。ただね、惜しいナァ・・・と思ったのは、主人公側の描きこみが素晴らしいのに対して、犯人側の描写がちょっと甘いんですよ。だからガップリ四つになってない印象が残っちゃう。ちょっと中途半端だったかなぁ・・・。ノーランは前2作とも一人称の映画だったので気になりませんでしたが、今回は相手も重要な要素でしたからねぇ。どちらにせよ、今後、どういう方向に進んでいくのか楽しみな監督です。あ、何度か居眠り運転をしたことのある自分にはマジで怖いシーンがありました・・・思い出しちゃったよぉ!大汗。

 こちらも天才と謳われたウェス・アンダーソン監督の本邦初公開映画『ロイヤル・テネンバウムズ』。昨年度、全米の各映画賞の受賞&ノミネートがずらり!しかして実態は!1時間50分後・・・・・いやぁ、眠たかった(爆)テンポ悪し!ギャグ寒し!ダラダラと同じ話が纏わりついて、もうヤんなっちゃった。面白いところもあるんですけどねぇ。友人のBBSにも書き込んだんですけど、下手糞・サンデードライバーの後ろを走る気分。「早く行けよー!」みたいな(苦笑)おそらく3年後にテレ東の昼間に30分ほどカットされてオンエアされると思うのですが、そちらのバージョンが一番面白いのかも?


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