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Deckard's Movie Diary index|past|will
どういうワケか物凄い人気の『メメント』。クリストファー・ノーラン監督作品。かなり面白い!かなり面白いのですが・・・。主人公は特殊な記憶障害(前向性健忘)で、古い記憶はそのままなんですが、近い記憶は10分しか持たず、その為次から次へとポラロイド写真を撮って記憶を記録していきます。まぁ、ツッコミを入れだすと破綻しますが、そんなコトを露とも思わせないほどトップシーンから「面白そうじゃん!」と引き込まれます。妻殺しの犯人を追っている主人公。どんどん時間を遡りながら謎解きしているように見せているのですが、主人公の不安は逆に増長していき、それを見ている観客はパズルのコマがピタっと合っていくのを見せられているのにも拘らず底なしの迷路に入り込んでいく感じがします。これはスゲェや!どんなラストが待ってるんだぁー!と期待にビンビンになってると、「ありゃ?」って、「ウソよねぇ〜」と、「(・_・)ヾ(^o^;) オイオイ そりゃねーだろ!どうしてくれるんだい!このパンパンになったオレの○○○はよー!」みたいな・・・。で、オヨヨ!となっている時に、今年公開された某サイコ映画と同じ歌がエンディング・テーマで流れるのですが、それもちょっとなぁ・・・・イメージが重なっちゃって・・・。もう少し最後までキチっと煮詰めようよ!マジで惜しい!!!でも、この監督は素晴らしい才能を持っています。確かな演出力に、実に巧みな編集のタイミング!もう脱帽モノ!で、同監督のデビュー作「フォロイング」も、ちょっと面白そうなんですよ。レイトで公開されるそうですので、それも観に行くつもりです。
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