まずは築音さん、弟&nocaster、お電話ありがとう。 楽しかったです。 お父さん、お母さん、大酒のみでごめんなさい。 とても楽しかったです。
……個人的な記念日につきあってくれて本当にありがとう。
さて、私の事情とは全く関係なく。 阪神淡路大震災から十年という事で、再現ドラマ特番が放映されていた。 あの災害の時期の自分は、精神状態がクライマックスに向かってる最中だったので、遠くの地から眺めているしかできなかった。酷くぼんやりとした記憶だ。 ただ、大火による火炎竜巻や暴動による死傷者がでないかと心配した十年前の自分でもある。マーダーケースブックを買い始めたのはその後だったっけ。恐ろしいことをする人間に興味を抱いていた頃だったと思う。
そして本日の災害の再現ドラマ。 あーゆーのに弱いんだ、自分。 見ていて恐ろしくなる。 小学生の頃、原爆関係の絵本を見ただけで窓際のベッドに眠れなくなったぐらいだ。 ガラス片をどうしようとか、第一波をやり過ごすにはどうすればいいかなんて、無駄なことばかりだけど。 何度も頭の中でシミュレーションしてみる。 何度しても、自分はうまく生きられないと思う。 何度しても、誰も助けられないと思う。 何度しても、誰かをなんらかの形で殺してしまうと思う。 運は昔から悪いし、物事はうまく運ばないのが当然だし。 だから、ああいう再現ドラマを見ると辛くなる。 まずは自分ならと。 そして家族ならと。 友達なら。知り合いなら。恩師なら。名前しか知らない誰かだったら。 申し訳ないが、すぐには実感できない。自分の経験と現状とに照らし合わせて考える。 そして怖くなる。 自分は小心者だ。 だから、その恐怖を乗り越えた人々に感嘆する。 その姿に涙を覚える。
そして小心者の私は、今夜目を閉じるのが怖くなる。
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