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2002年02月18日(月) グッドモーニング、バビロン!

-2月18日は、女優グレタ・スカッキの誕生日です(1960年)。
官能的な役どころで光る、ちょっと毒のある感じの美女ですが、
そういう顔立ちの人は、意外とクラシックな装いがイケるようで…

グッドモーニング、バビロン!
Good Morning, Babylon

1987年アメリカ/フランス/イタリア
パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ監督


D・W・グリフィス監督が映画草創期に撮った傑作
『イントレランス』の誕生秘話(ただしフィクション)ですが、
あの映画をごらんになっていなくても、もちろん十分楽しめます。
(私もまだ機会に恵まれず、見ておりません)

いつも対等に仲良くやってきたイタリア人の兄弟、
アンドレアとニコラは、
夢をつかむためにアメリカに渡ります。
最初は余りいい仕事に就けないものの、
映画に使う象のオブジェを創って
グリフィス監督のお気に入りになり、
それぞれに美しい新進女優を妻に迎え、2人とも同様に妊娠。
が、出産時、ニコラの妻の容体が急変し…

ニコラを演じていたのが、ヴィンセント・スパーノ
イタリア系アメリカ人の暑苦しいハンサム顔です。
そのニコラの妻エドナを演じたのが、グレタ・スカッキでした。

大事なことを丁寧に描こうとする余りか、
例えば新進女優たちと兄弟との出会いから成就までとか、
大きなお腹を誇らしげにつき出して歩くシーンなどは、
何となくあっさりと扱われていて、ある意味おとぎ話的でした。
けれども、障害もなくテンポよく進むシーンがあればあるほど、
後に襲いかかる悲劇(特に第一次世界大戦)との
コントラストが鮮やかで、
映画として、非常にシーンの取捨選択がうまいと思います。

2人が思い人に贈った恋文の名文句が、
グリフィスの撮影所で流行語になったり、
微笑ましいシーンも枚挙に暇がないほどです。
ちなみに後に兄アンドレアの妻になる女優は、
メイベルという役名でした。
エドナ、メイベル…どちらも
往年の女優の名前にヒントを得たようです。

いろいろな意味で美しい映画だと思いますので、
多くを語らず(既に語っていますが)、
率直にお勧めいたします。


ユリノキマリ |MAILHomePage